Die Radierer “Eisbären & Zitronen”

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やっと登場、Die Radiererのファーストアルバムですよ!と言ってもわかんねーよとか言われそうなので、ちょっとだけバイオグラフィーを書いておきます(と言うか、元情報が殆ど無いので)。このバンドはNDWの真っ只中の1980年にLimburg an der Lahnから現れたバンドで、メンバーは、Jürgen Beuth (G), Christian B. Bodenstein (Vo), Peter Lack (Dr), Walter Holthaus (B)及びBernd Pulch (Sax)ですが、ChristianはDie Radiererの前身バンドTerry & the Roristsのメンバーでした。Peterが抜けた後、天才Tom Dokoupil (G, Synth)が加入し、JürgenがDrにチェンジ(?)したのかな。このTom氏、以前に紹介したSiluetes 61と言う名義でも活動していました。また、その後、Walterが脱退し、Lilith Winter (B, Synth)が加入。そして、現在もバンドは継続しています。そして、何故、彼らが、NDWで重要かと言うと、1980年にZickZackから出したファースト・シングル ”Angriff Auf's Schlaraffenland”がヒットだったからです。出来れば、これも聴いてみて下さい。
本作品はDie Radiererのファースト・アルバムで、タイトルの意味は「北極熊とレモン」と言う意味らしいです(ひょっとすると何かの隠語かも?)。どの曲も短いのが特徴で、この頃のNDWに有り勝ちなスタイルです。LPなのに、マキシ・シングル並みの短さです。しかし、ジャケにあるように、シンセやギターが癖になるくらい独特で、なおかつ、ヴォーカルがノリの悪い(褒め言葉です)独逸語で歌っており、唯一無比のキャラ立ちしています。この時期はまだサックス奏者が加入してないですみたいです。A-3には”Autobahn”と言う曲がありますが、Kraftwerkの曲とは同名異曲です。全体的にどの楽器も硬目でドライな感触に録音されており、レーベルZick Zackを代表するするマスタリングになっているのも、彼らの偉業ですね。そんなDie Radiererのファーストを聴いてみてください!

https://youtu.be/1cF2Xdz0wwk

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