Pink Floyd “Wish You Were Here (炎〜あなたがここにいてほしい)”

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またまた,出ました❗️Pink Floydの8枚目のスタジオアルバムが,この”Wish You Were Here (炎〜あなたがここにいてほしい)”です。バイオグラフィーの方は、前回、みっちり書きましたので、そちらを参考にしてください。ジャケは有名ですが、今回もアート集団ヒプノシス(Hipgnosis)が担当しています。前作”The Dark Side of the Moon (狂気)”が大ヒットした後の作品なので、そのヒット作の後と言うプレッシャー、前作でやりたいことをやり切ってしまったと言う気持ち、それにメンバー個々人の問題(主に離婚問題)などが,この時期にあり、前作から2年半もかかってのリリースとなっています。リリースしたばかりの頃はセールス的に伸び悩みましたが,最終的には、全英・全米でアルバムチャート1位を獲得しています。内容的には、やはり,巧みな構成力のある組曲”Shine On You Crazy Diamond (狂ったダイアモンド)”が大きく2曲に分かれて、”Part I ~V”がA面に、”Part V~IX”がB面に収められています。その間に小曲が配置され、タイトル曲の”Wish You Were Here (あなたがここにいてほしい)”もB-2に収録されています。本作の前に、タイトル曲の他に”You've gotta be crazy”, “Raving and drooling”と言った曲も既にライブでは演奏されていましたが、海賊盤”British Winter Tour”に後者2曲は収められて、世に出てしまったので、本作品には含まれませんでした(この2曲は後のアルバム ”Animals”にタイトルを変えて収録されています。ここら辺からコンセプチュアルな仰々しい作品が多くなっていきますが、本作に含まれる”Shine On You Crazy Diamond”組曲は比較的キャッチーなフレーズもあり、懐かしいかったので、好きな曲でもあります。Pink Floydの魅力の一つとして、組曲風な構成でありながら、メインになるテーマのフレーズが覚えやすいと言う点も挙げられるでしょう(まあ、当たり前ではなりますが)。それと,興味深かったのはRichard Wrightのシンセ使いが効果的であった点です。個人的には,ブリティッシュ・プログレはなぜかそれ程「先鋭的」な感じはしないのですが、そこら辺は英国のチャートや、音楽形態そのものよりも曲として完成度はどうなのかが重んじられているからかも知れませんね。それは同時期の独逸のプログレとな決定的相違点とも思えます。それでも、本作も英国プログレの一旦に担っているアルバムですのでら未聴の方は聴いてみて下さい。

https://youtu.be/TMy_mYkwl4M

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