The New Blockaders with Ferial Confine “Final Recordings”

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ご存知、The New Blockaders (TNB)がFerial Confineの協力の元、独逸のChristoph HeemanのレーベルDom Bartwuchsよりリリースしたアルバム”Final Recordings”です。TNBについては少しバイオグラフィーを書いておきます。TNBとは、英国人Phillip & Richard Rupenus兄弟を中心としたBladder Fraskを母体として、1980年代初期に登場した不定形グループで、主に金属の摩擦音や打撃音などの音をミックスした曲を作るベテラン・ノイズ・ユニットです。そんな彼等の1982年にRRRecordsからリリースされたファーストアルバム ”Changez Les Blockeurs”で、最も有名な声明文があります。他の雑誌などでも掲載されていますので、ここでは訳文は書きませんが、締めに書かれたこと文章が彼等の真の姿勢です「アンチアートすらもアートである。故に我々はそれも拒絶する」と。強い意志を感じますね。それで、今回のタイトルは”Final Recordings”とされているにも関わらず、全然「ファイナル」ではなかった訳ですが(苦笑)、そこら辺の「かまし」が如何にもTNBっぽい(或いはRichard Rupenusっぽい)ですね。一方、本作品に協力したFerial Confineは、音響系ノイズの最右翼の一人Andrew Chalkのソロノイズ・ユニットですが、Ferial Confineとしての活動は1986年までとなっています(本名名義ではその後も活動しています)。どのように協力したのかは不明ですね。多分,音源の提供かエンジニアリングかと思いますが、クレジットが無いので不明です。それで、内容についてですが、両面共に「金属音のシンフォニー」とも言える問答無用のストロング・スタイルのノイズです。ただし、それはEinstrutzende Neubautenのように「音楽」にする為の打撃音では無く、「音楽になることを拒絶」する為の摩擦音などが主体となっているように思います。フィードバック音も含めて、兎に角,キリキリ・ガチャガチャした音塊ですので、割と聴く人を選ぶノイズかな?と思います。それでも、本作品は名盤であるので、是非、皆さん,聴いてみてください。勿論、爆音で❗️

https://youtu.be/vA5DvY84xlE

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