Deutsch Amerikanische Freundschaft “Die Kleinen Und Die Bösen”

0

以前から度々押しているバンドDeutsch Amerikanische Freundschaft, 通称D.A.F. (ダフと呼んでる)のセカンドアルバムが、この “Die Kleinen Und Die Bösen”です。D.A.F.のバイオグラフィーについては既に書いてありますので、省略しますが、このアルバムでのメンバーは、Gabriel "Gabi" Delgado-López (Vo, Noise), Robert Görl (Dr), Wolfgang Spelmans (G)とChrislo Haas (Synth, Tape, Sax)の4人組です。A面はスタジオ録音、B面は、Wireのサポートとして、1980年2月29日に行われた英国ロンドンElectric Ballroomでのライブ音源になります。スタジオ録音の方は、名将Conny Plankがエンジニアを担当しています。一曲自体は1分台と短いので、聴き易いのですが、ちょっと物足りない感じもします。しかしながら、この後に2人組になってブレイクする予感を既に感じさせます(実際、同じ曲も含まれています)。シンセによるシーケンスを中心に、Drが屋台骨を支え、そこに呪文の様な、突き放す様なVoが乗り、更にそこにノイジーなギターが絡みついてくる音構造なのですが、時代的には一番「パンキッシュ」だったと思います。ライブ録音でのWolfgangのギターはフリーキーで良いですねぇ。また、Chrisloのシーケンスや電子音の使い方もカッコ良く、Neue Deutsche Welle (NDW)として、彼等が一番トンガっていた時期のライブと思われます。なんたって、天下のMuteからのリリースですから、そりゃ気合いも入ると思いますよ。まだダンサブルとは言えませんが、NDWの中では頭一つ通り抜けた感があります。その後の活躍は前回書いた通りです。過渡期だからこそ面白い音源だと思いますので、一度は聴いてみて下さい。しかし、ジャケは政治的な意味でヤバい感がありますね。

https://youtu.be/8_nyMRQKJ9Q

#DeutschAmerikanischeFreundschaft #DieKleinenUndDieBösen #NeueDeutscheWelle #MuteRecords #Live #StudioWork #ConnyPlank

Default