Ramleh “A Return To Slavery”

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とうとう出ました❗️英国が産んだパワー・エレクトロニクス(パワエレと略す)の代名詞Ramlehの登場です。Ramlehと言えば、彼等自身のレーベルBroken Flagにも言及しなくてはなりませんね。Ramlehは元々、Gary MundyとBob Strudwickとで、1982年に英国で結成されますが、翌年にはBobの代わりにJerome Cleggが加入します。そしてこの頃に作られた作品が本アルバムになります。Ramlehは1984年に活動停止しますが、レーベル活動は継続していき、多数のカセット作品をリリースしていくことになります。その後、何度か活動を停止したり、再開したりして、それに応じて音楽スタイルも変わっていくのですが、現在のラインナップはGary Mundy (Vo, G, Kbd, Electronics) Anthony di Franco (B, Kbd, Electronics) 及びStuart Dennison (Dr)と言うバンド編成になっています。それで、本作品についてですが、初期の名作と言われた”A Return of Slavery”(本来はRamlehとLibertarianとのスプリットアルバムでした)と当時シングルとしてリリースされた”The Hand of Glory”の抱き合わせの編集版として、英国のHarbinger Soundからリイシューされたものです。先ずは、この時期のRamlehは徹底したイメージ戦略を行なっており、ジャケ写には病理解剖の写真や焼死した人の写真或いはナチ関係の人物写真などを度々使ってきており、まあ、時期的には、WhitehouseやSutcliffe Jügendなどと同様のアプローチをしています。音楽的には、一言で言うと、ディレイのかかったアジるヴォーカルとマイクロフォンのフィードバック音に扇情的なシンセによる不明瞭な電子音が加わったパワエレの典型的なスタイルです。歌詞は訳が無いので分かりませんが、恐らく、死とかナチとか死体とか殺人とかなんかのネガティブな内容であろうと想像します。海外のノイズ・ミュージックのステレオタイプですね。この頃は、こう言うタブーを犯すような題材に溢れていましたから。そんなRameshを一度は聴いてませんか?彼等のネガティブ・パワーを生きる活力にできるかも。

https://youtu.be/PR-UItEugrw

#Ramleh #BrokenFlag #AReturnOfSlavery #TheGandOfGlory #PowerElectronics #HarbingerSound

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