The Fall “Live 1977”

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これは、The Fallの録音としては古いですが、リリースは新しいです。つまり、このレコードは、Record Store Dayの為にリリースされたものだと言うことみたいです。なので、赤盤なのも納得ですね。The Fallの初期についてのバイオグラフィーは、前回のをご参照下さい。この時のメンバーは、Mark E. Smith (Vo), Marc Riley (B), Karl Burns (Drs), Martin Bramah (G), Yvonne Pawlett (Kbd)です。それで、内容なんですが、先ず、音は悪いです(苦笑)。まあ多分、ラジカセとかで録音したものでしょう。それでもリリースするCherry Red Recordsの強気。まだ、曲は、Bramahが作っていた頃ですね。ほぼ全曲、ヘロヘロな演奏で、素晴らしいです。辛うじて、音は合っていますが、もうグダグダな演奏です。素晴らしいと思いませんか? そんな演奏でも、アルバム未収録曲もあって、また紛らわしいことに同じタイトルのCD(ジャケは違う!)があって、そこから、本作品用にセレクトされたトラックをランダムに収録しているようです。両面とも4曲ずつ収録されていますが、B面には1曲シークレット曲が追加されています。A1 “Futures And Pasts”は、まだまだパンクっぽさが抜け切れてないチューンで、元気一杯です。A2 “Frightened”では怪しげなベースラインに導かれて、執拗に反復するThe Fallらしい曲。オルガンとの絡みも良い。A3 “Repetition”は、グチャグチャの中から始まる曲ですが、聴いたことのあるギターのフレーズが出てきて、一安心。しかし、SmithのVoが殆ど聴こえない。A4 “Copped It”では、いきなり大音量のオルガンで始まるロックンロールなナンバー。しかしVoは殆ど聴こえないw ではB面にいきます。B1 “Industrial Estate”もご機嫌なナンバーで、ちょっとだけロッケンローな感じもしますが、反復し続けてます。B2 “Sten Gun Rock”はThe Fallらしい反復を繰り返す曲。漸く、SmithのVoも聞こえるようになってきました。B3 “Race Hatred”は、突進力のある力強い曲で、The Fallにしては珍しく、コーラスも決まっている。B4 “You Don't Turn Me On”は、Smithのカウントで始まるノリの良い曲で、パンクっぽい。B5 “Untitled”はどうも、即興でその場で適当に演奏したような曲(?)ですね。
偶に、やっぱり聴きたくなるんだよね、The Fallって。そんなThe Fall欲を満たしてくれる一枚でした。でも、ちゃんと録音したものも聴きたいので、それは後でまた紹介していきますね。

A1 “Futures And Pasts”
https://youtu.be/26QvibWjadE

A2 “Frightened”
https://youtu.be/lJdOeQXmXxU

A3 “Repetition”
https://youtu.be/v0St4phWdGA

A4 “Copped It”
https://youtu.be/THdSfifeCRY

B1 “Industrial Estate”
https://youtu.be/y-21H5iukWU

B2 “Sten Gun Rock”
https://youtu.be/sti7g6Fep6E

B3 “Race Hatred”
https://youtu.be/rLBNfrPq2zA

B4 “You Don't Turn Me On”
https://youtu.be/OuohaiLW49Q

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