月報 RCA(日本ビクター) 1968〜1969年

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1968年に米RCAと日本ビクターとの間に新しい原盤契約が成立し、RCAレーベルによるレコードを発売することになりました。(RCA第1回月報による)
簡単に言うと、ビクター本体の洋楽部門が従来の Victor レーベルからRCAレーベルに変わるということです。
但し、RCAとして独自に国内アーティストとの契約も行ったので、邦楽も発売されました。
大事なことは、この時点ではレーベルが変わっただけで会社として独立したわけではない、ということです。販売するのは引き続き日本ビクターです。

これ以降の新譜は全てRCAレーベルとなりますが、発売済の旧譜は再プレスのタイミング等で順次RCAに変更されたものと思われます。従って、同じ品番のレコードであっても、プレスの時期によってレーベルが異なることになります。

画像2〜4はその第1回発売分ですが、クラシック,ポピュラー,邦楽が全て1968年10月25日に発売されました。

内山田洋とクール・ファイブのデビュー曲は、1969年2月5日に発売されました。

洋楽のプレスリーはまだまだ健在で、どんどん独自の領域に入って行くことになります。

邦楽ではその後、森田健作さんや藤圭子さん等がデビューして行きます。

画像はありませんが、大ヒットしたゼーガーとエバンスの「西暦2525年」が1969年8月10日臨発として発売されています。

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