115系2000番台 B1編成

0

1981年(昭和56年)に、身延線で使用される車両の
新性能化の為、増備された番台。

基本設計は、山陽本線で導入されていた115系2000番台と同様だが、
旧富士身延鉄道時代に建設された狭小トンネルを、
電化の際にそのまま使用した為、厳しい車高制限がかかった。

当時、狭小トンネル対策としてPS23パンタグラフも導入されていたが、
それでも中間車のモハ114が車高制限に引っかかり、
入線ができなかった為、屋根を20mm低くした114-2600番台が登場した。

その後、JR東海が導入した車両については、
身延線への入線を考慮した設計が図られており、
車番の前に入線可能の目印となる「◆」が印字されている。

登場当初は、沿線の名物として有名な甲州のぶどうをイメージした
ワインレッドを纏っていたが、JR発足後は順次湘南色に
塗装が変更された。
なお、1998年(平成10年)の身延線全線開通70周年で
リバイバル塗装される事になったのだが、
伝達ミスによる塗装間違いで、とんでもない事になった
一騒動があったとか…。

かつて、身延線用車両として投入されていた車両。

当時は、沿線でよく見かけた車両でもあり、
お出かけ時にはワクワクしながら乗車していた、
懐かしい思い出が詰まった車両。

個人的な体感にはなるが、フカフカのモケット生地の座り心地は心地よく、
長時間座っていても疲れは感じなかった。
けたたましいモーター音と、加減速の度に来る衝撃は、今となっては懐かしい。

新型車両の313系を見かけるようになってから、
いつの間にか姿を見かけなくなって不思議に思っていたところ、
身延線から既に撤退していた事を知って、当時はショックを受けていたが、
こうして鉄道模型として手元に残せるのは、良いものですね。

何気に、当センターで初めて入線した、JR東海所属車両だったりする。

備考:電球色LED室内灯組込、TNカプラー換装、墨入れ加工
各種インレタ貼り付け
・トレジャータウン 半自動扉取っ手 金属インレタ

[取付予定]
・編成番号札
・列車番号表示器
・所属表記
・保安装置表記
・クハ115 方向幕(緑色)貼り付け
・ドア窓シール貼り付け

Default