タキ43000形 日本石油輸送(黒・青・シルバー)

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ガソリン専用のタンク車として、
1967年(昭和42年)より製造開始された貨車。

所有会社によって、異なる塗色が施されているのが特徴で、
青色15号→日本オイルターミナル所属
黒色→日本石油輸送所属
にて塗り分けされている。

現在は、95km/h走行に対応させたタキ1000形と一緒に
日々の貨物輸送を支えている。

プロトタイプとして、軸受をコロ軸受に変更して
台車の転がり性能を改良した
TR214A形台車を装備した43100番台にて設定。
日本石油輸送に転属後、日本オイルターミナル時代の青い塗装を
纏ったまま、表記のみを変えたタキ43000形も収録。

また、特別企画品としてステンレス鋼を用いた
唯一のタキ43000形「タキ143645」、通称"銀タキ"を収録。

国鉄民営化直前に製造されたタキ43000形で、
腐食性に強いステンレス鋼を使用し、
外装塗装の省略、タンク内洗浄作業の簡略化が図られたが、
魚腹形の複雑なフレームレス構造となり、
当時は加工技術も成熟しきっていなかった為、加工難易度が高くなった。
更に、ステンレス鋼の価格が高く他のタンク車よりも
高価となってしまい、量産はされずに1両のみの製造となった。

他のタキ43000形と違い、コキ1000形より捻出した
TR215G形台車を装備しており、模型でも忠実に再現されている。

当センターでは、タキ1000形+タキ43000のタンク輸送として
EF200が牽引を担当。
史実では、EF200がタキ143645を牽引した実績もあったようで、
いずれは当時の編成を再現するのもいいかもしれない。

「所属車両」
黒:タキ43256 タキ43174 タキ43410 タキ43257 タキ43377
青:タキ43419 タキ43398
銀:タキ143645

備考:
・KATO 11-703 KATOカプラー密連形A(黒) カプラー換装

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