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E231系500番台 トウ506編成「ありがとうE231-500代」
首都圏の通勤型、近郊型電車の老朽化に伴う置き換えとして開発。
JRの標準型車両として落成していた先代の209系、217系に続いて、
基本仕様を統一させ、幅広車体を採用する事で混雑緩和が図られている。
205系0番台の置き換え車両として、
山手線用車両として500番台が2002年1月より落成、
同年4月より営業開始。
乗降時間短縮を目的として、205系の10号車に採用されていた、
1両のドア数を6扉に増やした"6扉車"を、本形式でも採用。
7号車と10号車に連結し、6扉の上部には
「6DOORS」ステッカーが貼り付けされた。
乗降時間短縮にある程度の効果を発揮したが、
乗客の事故防止として採用されたホームドア設置に対応させる為、
新たに新造した4扉車に置き換えられた。
車歴が若いうちに廃車となってしまった6扉車だが、
一時期は各路線で採用されていた実績もあった事から、
平成を象徴する仕様とも言える。
長らく、東京の顔として活躍していたが、
E235系登場後は、押し出される形で順次
中央・総武緩行線に転用された。
プロトタイプとなるトウ506編成は、
山手線で最後まで活躍した車両となった。
なお、E235系0番台のトウ04、トウ05を除く10号車は、
車歴が若かったE231系500番台を改造のうえ
編成に組み込まれている。
6扉車置き換え時に新造された4扉車のうち、4600番台を冠する10号車は、
将来的にE235系へ組み込む事を事前に想定しており、
形式はE231系と名乗りつつ、仕様としてはE233系をベースに製造された。
特徴として、扉の窓枠の曲線(R)が
他の車両よりもキツくなっているほか、
線路工事等で隣接する京浜・東北根岸線に入線する事がある為、
E233系1000番台の10号車と同じドア位置になるよう、
車体中央寄りに690mmズラして配置されている。
勿論、この特徴は鉄道模型でも
忠実に再現されている。
なお、7号車についてはE231系仕様で製造され、
600番台が付けられている。
現役時には、日常的に利用していた車両で
馴染み深い車両でもあり、205系0番台 山手線も
入線していたので、当編成も合わせて入線。
予備車として、6扉車両を2両別途で用意しており、
実車とは一部異なるものの6扉車両組込にも対応。
号車表記、編成番号の改番工事が未完了の為、
順次改造予定。
2023/7 墨入れ加工を実施、6扉車を試験的に組み込み、写真更新
備考:6扉車両2両を導入、墨入れ加工