Jim Kweskin / What Ever Happened To Those Good Old Days At Club 47 (US, Vanguard, VSD-79278) <1968>

0

Jim Kweskin / What Ever Happened To Those Good Old Days At Club 47 (US, Vanguard, VSD-79278) <1968>
(Side One) o VSD-79278A XSV140776-1B
(Side Two) o VSD-79278B XSV140777-1B

Jim Kweskinのプロモ盤は滅多に見かけません。

https://www.youtube.com/watch?v=Jd_U_BTD_RQ

 ジム・クウェスキンは"Jim Kweskin and The Jug Band"の名義でのジャグ・バンドのリーダーとしての活動が有名ですが、同時にソロとしても活動しており、60年代はバンド名義での4枚に加えて3枚のアルバムを残しました。このアルバムはソロ名義での「Relax Your Mind」(65年)、「Jump for Joy」(67年)に続く68年の3枚目のアルバムです。67年にはバンド名義でも2枚出しており、この頃が現在までで一番活発に活動していた時期でした。随分長いアルバム・タイトルですが、ここに書かれている「Club 47」というのは彼らがデビュー前から活動していた特別の思い入れのある場所です。

 このアルバムはバンドのメンバーでもあったMaria Mulder、Fritz Richmondとの3人でのライブ録音で(ジャケにはMaria Mulderはクレジットされていません)、音楽自体もバンド名義とそれほど大きな変化はありませんが、人数が減ったぶん音楽としては単調でやや面白みに欠けます。ただ、メキシコ民謡の"La Bamba"(ジャケには"La Bomba"とクレジットされていますが)を初めとしてJelly Roll MortonやJimmy Rodgersによるスタンダード・ナンバーや「Ain’t She Sweet」「Good Morning Little School Girl」「Sheik Of Araby」などとジャズ・ファンやロック・ファンにも馴染みのある有名曲が多く、非常に親しみやすい一枚と思います。

Default