RCサクセション / 初期のRC・サクセション (東芝音楽工業株式会社, ETP-8148) <1972年2月5日>

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RCサクセション / 初期のRC・サクセション (東芝音楽工業株式会社, ETP-8148) <1972年2月5日>
(1) ETP-8148-A 1S 1 〄
(2) ETP-8148-B 2S 1 〄

「初期のRC・サクセション」というタイトルですが、これはベスト盤ではなくれっきとしたRCサクセションのデビュー作。かなり自信満々な、人を喰ったタイトルですね。

一方で、帯は「初期のR・Cサクセション 」、ラベルは「初期のR・Cサクセション」 「Early R・C・Succession」と統一されておらず、会社からまともに相手をされていなかったのかなーとも感じます。

このころの日本といえば、グループ・サウンズは終焉したものの、日本にまだ「ロック」はありませんでした。同時期にデビューしたのは、南沙織、チェリッシュ、泉谷しげる、かぐや姫、オフコースあたりですから、彼らの音楽が「それまでの他のどの音楽にも似ていない」個性的なものだったというこがよく分かります。

悪名高いプロデュースのためアクが削ぎ落とされているのが随所に感じられ、それがもどかしいです。また、曲のパワーも、続く二作と比較すると見劣りします。それでも、アコースティック楽器中心の演奏と思えない激しさ、ソウルフルな味わいは、RCならでは、ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=yrdWYq3fhyg

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