PENTAX Super-Takumar F3.5/35mm 前期型 Type 3

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PENTAX Super-Takumar F3.5/35mm 前期型 Type 3

我が家のレンズ第6弾は、前期型のSuper-Takumar F3.5/35mmレンズです。

「Super takumar 35mm F3.5」は1960年代に発売されたレンズですが、同じ名称のレンズでも初期型と前期型と呼ばれるものが存在します。
ポイントは、最小絞りの値を確認すればOKです。
最小絞りがF22まであるのが初期型で、前期型は最小絞りがF16となっているのですぐに分かります。

厳密に分類すると、この前期型も2タイプに分かれるようです。
初期型と混同しないように、ここでは、タイプ3とタイプ4という事にします。
今回のレンズはタイプ3となります。見分け方は、名盤の製造番号の位置です。Super-Takumarの刻印の前に製造番号が有るものはタイプ3。Asahi Opt.Co.の刻印の前に製造番号が有るものはタイプ4と言う事になります。

このレンズの魅力は小さくコンパクトで軽量(タクマーレンズは基本的に軽量コンパクト)である点です。
35mm/F3.5と言うレンズは、使用上でも構成上でも標準レンズに近い平均的ななレンズです。
上級レンズとして、開放F値がF2の「Super takumar 35mm」が用意されていてこちらのレンズは廉価版と言う位置づけになる様です。

写りは、開放値が3.5と暗めの為、開放撮影からくっきりとしていて、大きなボケを期待することは出来ません。柔らかな描写と、落ち着いた色合いが良いバランスで表現されています。

最短焦点距離が45cmなので近接撮影が出来ずちょっと不便ですが、軽くて持ち運びが楽な交換レンズとして重宝するレンズです。

古い割に外観、レンズ共に比較的綺麗な状態でしたが若干のカビ・汚れをクリーニングして使っています

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=7YSDcPwOoco
https://www.youtube.com/watch?v=f_35qb9om3U&t=174s

【製品概要】
■焦点距離:35mm
■最短撮影距離:0.45m
■絞り開放:F3.5
■レンズ構成:4群5枚
■絞り羽根枚数:5枚
■フィルター径:49mm
■マウント:M42マウント

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