Smegma “Ever And Anon”

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これまた出ました!アメリカ西海岸のLAFMSの重要バンドSmegmaの登場です。1973年にCAのPasadenaで結成されたので、LAFMSの中でもかなり古株のバンドです。私がここでSmegmaの歴史や背景を言うのは野暮かも知れません(T. 坂口さんの解説を参照して下さい)が、本作品でのメンバーはDennis Duck, Ace Farren Ford, Ju Suk Reat Meate, Rock and Roll Jackie,に加えて、Madelyn Villano, Donky Flybyeで、A4曲目にはRouge Iinikiも参加しています。1974年にレコードデビューしてから、沢山の作品を出していますが、メンバー(或いは関係者)は流動的で、その昔にはバンド・コンテストで優勝(入賞?)したこともあるらしく、楽器演奏のポテンシャルはあるようです。その時には司会者が,バンド名(恥垢或いはチンカスの意)を口にするのを躊躇ったとの噂もあります。そんなSmegmaは、本作でも所々に曲っぽい部分もちゃんと演奏するんですが、何か音の出るオモチャや楽器もどきで無邪気に遊んでいるような、何とも緩いフリーな演奏を聴くことが可能です。「ほのぼのするアヴァンギャルド」と言うことも出来るかと思います。本作の基本トラックはPasadenaで録音されていますが、その後、最後のミックスやオーバーダブ及び編集はポートランドのSmegma Studioで、Jun Suk Reet Meateによって仕上げられています。しかし、凄いバンド名、付けたよなぁと感心してしまいますね(笑)。もし、Smegmaのレコードを見つけたら、一度は聴いてみてください。緊張感溢れるアヴァンギャルドとは対極にいますから。

https://youtu.be/Ku22_lbeIMs

https://youtu.be/pQSoyp2HjIM

#Smegma #EverAndAnon #LAFMS #Avant-Garde #Experimental #Pasadena #Portland

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