Die Krupps “Stahlwerkrequiem”

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特殊打楽器Stahlophoneで一躍、独逸インダストリアル・ムーブメント躍り出た鋼鉄王Die Kruppsのファーストアルバム”Stahalwerksynfonie”のセルフ・カバー作が、このアルバム”Stahlwerkrequiem”です。多分若いリスナーさんはこのバンドのことを、EBM (electronic body music)と始祖の一つとして知っている方が多いかもしれませんが、実はこんなカオスな音楽を演っていたバンドなんです。バイオグラフィーは前回書いたと思いますので、ここでは省略させて頂きます。先述のように、本作品はDie Kruppsのセルフ・カバーなのですが、先ずは参加メンバーを書いておきます。因みにファーストアルバムと同様にA面もB面も同じ曲のヴォージョン違いです。両面参加は、Jürgen Engler (G, Ring Modulator), Mani Neumeier (Drs, Perc), Scott Telles (B)で、A面のみ参加は、Jean-Hervé Pero (Fuzz-B, A-G)、Zappi Diermaier (Perc [Steel Plate, Buzz Saw Blade, Aluminium, Steel Pipe], Roto Toms)と Ralf Dörper (Synth: Korg MS20)が、B面のみ参加はPyrolatorことKrut Dalkei (Synth: Korg MS20)となっています。因みに、Neumeierは元Guru Guruのメンバーで、PeroとDiermairはFaustのメンバーです。また、PyrolatorはDer Planのメンバーです。A面は”Stahlwerkrequiem / Rheinhausen”で、B面は”Stahlwerkrequiem / Westfalenhütteとなっており、所謂ヴァージョン違いになっています。もう内容は分かる通り、極めて単調なベースラインに、その他の楽器が時にフリーキーに、時にマイルドに絡まってくる曲で、初期Die Kruppsのヴァージョンと似てはいますが、圧倒的に、こちらの方がカオティックかつテクニカルです。また、こちらの方がややテンポが速いです。録音状態も良く、聴き応え満点です。なので、これはメタパー・マニア必聴のアルバムとなっています。もし、”Stahlwerksynfinie”が気に入ったリスナーさんは、合わせてこちらのアルバムも聴き比べても良いかもしれませんね。

https://youtu.be/S75CeJLEWks

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