Essential Logic “Beat Rhythm News - Waddle Ya Play ?”

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初め、X-Ray SpexでSaxを吹いてたLora Logicが、脱退後の1978年に結成したバンドが、このEssential Logicです(あと、The Strangersの3rdアルバムの”Hey ! (Rise of the Robots)”などでSax吹いてますね)。今ひとつ、このEssential Logicは話題にはならなかったですね。残念です。と言う訳で、彼等のバイオグラフィーを少々(と言っても長くなるんですよね)。アートスクールを出た時、Lora Logic (Vo, Sax), Phil Legg (G, Vo), William Bennett (G: その後ノイズバンドWhitehouseを結成), Mark Turner (B), Rich TeaことRichard Thompson (Drs), Dave Wight (Sax)でEssential Logicを結成し、自分達のレーベルCutから最初の7㌅シングルをリリースし、その後、1979年に”Essential Logic” EPをVirgin Recordsからリリースし、そのあと彼女らは、Rough Tradeと契約し、デビューアルバムである本作品” Beat Rhythm News - Waddle Ya Play ?”をリリースしました。その後に、Mark Turnerが脱退し、代わりにJon Oliver (B)が加入しています。一方、Lora Logicは1978-1981年の間、Red Crayolaのメンバーともなっており、Kollaa Kestää, The Stranglers, The Raincoats, Swell Mapsの録音でもゲスト参加しています。肝心のEssential Logicの方は1981年(あるいは1980年?)に解散してしまいます。それで、1982年にはLoraのソロアルバム”Pedigree Charm”をRough Tradeからリリースしますが、その後すぐに、録音やライブに音を上げてしまい、新興宗教Hare Krishnaにハマりますが、1995年にX-Ray Spexが再結成されるまで、このバンドではライブや録音は続けていたようです。その後、2001年に彼女はEssential Logicは復活させており、その時にはBlondieのGary Valentine (G)とBad Mannersの元メンバーが加わります。1988年に4曲入りEPをVitaminicからリリースしています。2003年にアンソロジーアルバム”Fanfare in the Garden”がKill Rock Stars Recordsからリリースされ、更に2022年にはセカンド・スタジオ・アルバム”Land of Kali”をリリースして、現在に至ります。
ザッとこんな感じで来ていますが、本作品ほ内容についてご紹介します。先ず、曲作りも良いのですが、Lora Logicの歌が凄いです。Kate BushとLene Lovichと戸川純を混ぜたような、不意に入るファルセットをちょくちょく使うヴォーカル・スタイルで、思わず聴き惚れてしまいます。また、彼女が作曲・作詞も全て手がけており、中々メロディアスかつファンキー(ファンクではないですが)が多く、弾けるようなダンス・ミュージックの要素も含まれています。また、バンドにはテナーサックスのDave Wightもおり、また、Loraもソプラノサックスを吹くので、その絡みも効果的です。全然、堅苦しくないオープンな音楽ですので、入手は困難かもしれませんが、機会があれば、是非ともフィジカルで聴いてみて下さい。損はしないと思いますよ❗️ このアルバムは個人的には、2022年のベスト10に入りますね。

https://youtu.be/ltA7n9fdxLk

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