Pyrolator “Niemandland”

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PyrolatorことKurt Dahlke (「クルト・ダールケ」と発音)の最新作のソロアルバムが、この”Niemandland”です。出来立てホヤホヤ。Pyrolatorは、元々は1978年のDAFの創設メンバーであり、その翌年から1992年までDer Planのメンバーとしても活躍してきた電子音楽家でもあります。同時にFehlfarbenのメンバーとしても2002年まで活動しています。彼のバイオグラフィーを書くと、活動歴も長いので大変になりますが、既に初期のバイオグラフィーは書いていますので、省略させて頂きます。”なんちやらland”シリーズの最新作で、かなりシリアスな曲調となっていますが、そのはそこ、微妙なユーモアを隠し味に含んでいます。全編、シンセによるインスト曲ですが、内袋を見ると、どうもモデュラーシンセを使っているようで、曲名毎に使用モデュールが列挙してあります。録音がいいのか、アナログの感じよりもデジタルっぽいひんやりとした音に仕上がっています。そこら辺が、またPyrolatorとしてのセンスなんだなあと深く感心してしまいます。特に値段の高いモデュールは使っていませんが、独特の節回しというか、音色回しがあって、細かいニュアンスまでパツチングの神経が行き届いているようです。ここまでくると、一回回って、クラウトロック(エレクトロニクス系)に戻った感じもしますね。他の”なんちゃらLand”シリーズも集めてみたくなりますね。と言う訳で、Pyrolatorの新作、電子音楽好きには堪らんでしよう。またモデュラー使いのリスナーの方にも興味が持てるんじゃないですか?是非とも!

“Ein Perefekter Abend”
https://youtu.be/Idm_q3zgJ3w

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