Richard Hell and the Voidoids “Destiny Street”

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多分、皆さんはRichard Hell氏のことはとっくに知っているとは思いますが、ちょっとだけおさらいをしておきます。彼はまず1972-1974年にTom VerlaineらとNeon Boysとして活動、その後、そのバンドはTelevisionに改名。噂では、この時期に彼は彼女に破かれたTシャツを安全ピンで留めており、オレンジジュースで髪を固めて立てていました。渡米中のマルコム・マクラーレンは、彼のファッションは魅了され、イギリスに戻ってから、彼はSex Pistolsを通して、それをパンクファッションとして定着させました。一方、Richard Hell氏(Vo/B)は、1975年にTelevisionを脱退し、その後、HeartbreakersをJonny Thundersと結成しますが、すぐに辞めて、Robert Quine (G), Ivan Julian (G)とMarc Bell (Dr)とでThe Voidoidsを結成します。1976年に”Blank Generation”7㌅をOrk Recirdsより発表、これが当たり、1977年にSire Recordsからファーストアルバム”Blank Generation”を発表。NYパンクの金字塔になります。その後、メンバーチェンジをしたりして、本作”Destiny Street”がセカンドアルバムとして1982年にリリースされます。この時のメンバーはRichard Hell (Vo/B), Robert Quine (G), Naux (G), Fred Maher (Dr)と言う編成です。ファーストに比べて、何故か人気の無い本作品ですが、今聴いても、 Voidoidsにしか出来ないパンクロックを奏でています。立ち位置としては、ロックンロール・バンドと文学系バンドの中間辺り(アート・パンクとも言われてる)でしようか、絶妙なロックを聴かせてくれます。実は、私はここら辺のNYパンクには余り興味が無かったので、きっとRichard Hell氏はヴォーカルだけと勘違いしていました。彼がこんな複雑なベースラインを弾きながら歌っている動画を見て、ビックリした位です。と言う訳で、本作は、Voidoidsとしては最後のスタジオアルバムになってしまいましたが、2008年に日本のVinyl Japanがライブアルバムや2021年に編集盤CDがOmnivore Recordingsが出しているだけです。そんな訳で、聴くのが遅過ぎましたが、良いアルバムだと思いますので,皆さんも是非聴いてみて下さい。因みに、私が購入した盤は白盤です。

A1 “The Kid With The Replaceable Head” (2:25)
A2 “You Gotta Move” (2:32)
A3 “Going Going Gone” (2:33)
A4 “Lowest Common Dominator” (2:23)
A5 “Downtown At Dawn” (5:55)
B1 “Time” (3:28)
B2 “I Can Only Give You Everything” (3:56)
B3 “Ignore That Door” (3:10)
B4 “Staring In Her Eyes” (4:20)
B5 “Destiny Street” (4:42)


B2 “I Can Only Give You Everything” (3:56)
https://youtu.be/VEkh2qhW2lQ?si=kUdGzziLMnzUIABJ

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLXdefjrKJgHY5Lz6KlgJ-iqX0u2n65rJf&si=wzKB-5ZIQ8vjzeja

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