Penetration “Coming Up For Air”

0

皆さーん、このバンド、知ってますかぁ?英国のパンク・バンドPenetrationです。日本では今ひとつ人気の無いパンク・バンドですね。Penetrationは、1976年に英国County Durhamで結成されたバンドで、メンバーはPauline Murray (Vo), Robert Blamire (B), Gary Smallman (Dr)とGary Chaplin (G)でしたが、1978年3月にGaryが脱退し、代わりにNeale Floyd (G)が加入、更にセカンドギターとして7月にFred Purser (G)が加入します。彼等のファースト・シングル”Don’t Dictate”はパンクロックの初期のアンセムとして人気がありましたが、1979年終わりに解散しています。2001年にオリジナルメンバーのPauline, Robert, Garyに加えて、Steve Wallace (G)とPaul Harvey (G)が新メンバーとしてリユニオンしています。簡単にバイオグラフィーを。元々は英国County Durhamの炭鉱都市Ferryhillで、The Pointsと言う名前でライブをやっていましたが、直ぐにバンド名をPenetrationに替えてきます。チャンスは直ぐにやってきて、2回目のライブの時にThe Stranglersの前座をやり、また伝説のクラブThe Roxyでもライブをやっていました。また、同時期ではGeneration Xと対バンしたり、The VibratorsやBuzzcocksのサポートをしたりしています。彼等のセカンドシングル”Life’s A Gamble”のリリース後、1978年7月には、John Peel Session (BBC Radio 1)にも出演しています。その年の後半にデビューアルバム”Moving Targets”をリリースしており、Sounds誌やNME誌でも概ね良いレスポンスを得ています。1979年には英国・欧州・米国ツアーを行いますが、厳しいスケジュールで高い代金を支払う羽目に。また、セカンドアルバムである本作品”Coming Up For Air”へのレスポンスが余り得られなかったこともあり、バンドは瀕死状態になります。それでバンドは、初期のデモテイクやライブテイクを集めたオフィシャル・ブートレッグ”Race Against Time”を出して、その年の10月に解散してしまいます。しかしなから、Paulineは1980年にはThe Invisible GirlsやBuzzcocks、Durutti ColumnのVini ReillyとかThe Only Onesとかともゲスト参加や協力をしています。その後もPaulineは、Robert BlamireやTim Johnston及びPaul Harveyと共にPauline Murray and The Stormとして時々活動をしていたようです。そして、2015年にPenetrationはPauline Murray, Robert Blamire, John Maher (元Buzzcocks), Paul Harvey及びSteve Wallaceと言う布陣でニューアルバム”Resolution in October”をリリースしてリユニオンを果たします。
それで、本作品なのですが、まあパンクのアルバムとしてはややソフイストケートされた印象ですね。パンク・バンドの2枚目の作品ってこうなるパターンが多いのですが、それでも、PaulineのVoは、ちょっとだけハスキーで張りがある伸びやかな声質なので、個人的には結構好きです。バックの演奏も色々ちょっとした工夫が為されており、タイトでいい感じにはなっています。ただ、華がある曲が少ないと言えばいいんでしょうか?キャッチーな曲が少ないように思え、それが彼等のセカンドで終わってしまったのかも知れませんね。それから、プロデュースはSteve Lillywhiteなのですが、この人がプロデュースした作品にハズレなしと言う音作りですね。流石、パンク/ニューウェーブ職人❗️そんな彼等のアルバム、聴いてみて下さい。4649❗️

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLvMViVt_1wWpTx8wtpEbf5SS4htCDSU8O

#Penetration #ComingUpForAir #VirginRecords #Punk #SecondAlbum #PaulineMurray #UK

Default