Blondie “s/t”

0

またまた、聴いちゃった!Blondieのファースト・アルバム。でも、私、何故か、問題の曲が入ったシングル”Rip Her To Shreads (邦題「汚れた天使」)”も持っているんですが、何故か知らぬ間にアルバムも買っていたんですよ。Blondieのバイオグラフィーは前々回と前回に書きましたので、ここでは省略することにします。まだ5人組だった頃のBlondieです。メンバーはDebora Harry (Vo), Chris Stein (G, B), Gary Valentine (B, G), Clem Burke (Dr), Jimmy Destri (Kbd: Organ, Piano, Synths)です。それで、中々目の出なかった彼等が一気に売れたのは、このアルバムからシングルカットされた”X Offender / In The Flesh”に端を発します。1977年にこのシングルばリリースされたのですが、豪州のTVの音楽番組Countdownで、A面が”X Offender”であったシングルの本来B面の”In The Flesh (愛して欲しい)”が、A面とB面が間違って放送されてしまいました。それで人気に火がついてしまったのです。後からClemはDJのMolly Meldrumに「間違った曲を流してくれて有難う」と言ってます。またChrisも「”X Offender”はヒット曲にするにはちょっと過激で激しいかな?でも”In The Flesh”はパンクな感じは全然ないよな」と述懐しています。てな訳で、暖簾に腕押し的に、このシングルは両A面扱いになります。まあ、何が起こるかは分かりませんね。Clemも”In The Flesh”は「パワーバラード」の先駆的な位置にあると述懐しています。
それでこのアルバムですが、初期の彼等のガレージ的な面が主に出ていますが、曲はいつも通り、色んなことにもチャレンジしています。Debbieのキッチュなヴォーカルを中心に、ポップ・パンクなチューンが並んでいます。今から思えば、”X Offender”もヒットしてもいいように思えますが、、、。あと個人的には”Rip Her To Shreads (邦題「汚れた天使」)”は外せませんね。あと、JimmyのKbdが良いアクセントになっています。このアルバムは、パンクか?言われると「ちょっと違うね。」と答えざるを得ない程の、ニューウェーブ臭がありますね。こんなバンドも当時はMax’s Kansas CityやCBGBに出ていたのは、世の中分からんものですね。初期のポップスを堪能できるアルバムですので、”Call Me”だけじゃなくて、ちゃんと基礎を復習しましょう!因みに、Clem Burkeのドラムのテクは凄いですね。はっきり言って上手いです。

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mT96ExWy1z8tYKMcKakqKGZ6Se7GXdODc

#Blondie #PrivateStock #NewWave #X-Offender #InTheFlash #RipHerToShreads #Pop #PowerBallad

Default