Sudden Infant “Radiorgasm”

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Sudden Infant、多分、この名前は乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome)から取られてのでは?と思います。そのSudden Infantは元々、Loke Lanzの中心とした不定形のグループ或いはソロ・ユニットとして名付けられた。そのJokeですが、1989年にZurichで、Runzelstirn &GurgelstockのRudolf Eb.erと出会い、そこでSudden Infantを名乗り、Schimpfluch Gruppe(「シムプルッフ・グルッペ」と呼ぶ)と言うウィーン・アクシヨニズムとダダに影響を受けた不定形グループのコア・メンバーとして活動を開始し、当時、行っていたライブ番組に関わることになったそうです。彼は、ノイズ演奏、パフォーマンス・アート、様々な展示やノイズ・インスタレーション、ダンスや劇場の為のサウンド・オブジェ制作、レクチャー或いは画家として自身のドローイングなど、その表現形態は多岐に及びます。彼は、1980代中盤より、ハード・コア・パンクや自宅での宅録をやっていたらしいのですが、その姿勢は、その後もそのままにシンプルでプリミティブに扱えるコンタクト・マイクや安価な機材及びカセット・テープを使用して、フィジカルでシアトリカルなパフォーマンスを行なってます。また、Jokeは、積極的にヨーロッパ各国、米国、日本、台湾のツアーを慣行しており、各国のフェスティバルにも多数参加しています。また、彼は、コンスタントにヴァイナルやCD及びカセット作品をリリースし続けているだけではなく、様々なアーティスト達との録音やコラボ・ライブも積極的に行って来てており、Rudolf Eb.erやDave Phillips (伝説的グラインド・コア・バンドFear of Godのベースだった)のSchimpfluch勢はもちろんの事、Christian Marclay, Voice Crack, G.X. Juptter-Larsen, Daniel Menche, Key Ranson (Small Cruel Party)などともコラボをしています。2014年に出たアルバム”Wölfli's Nightmare”で、Joke (Vo, Turntableなど)は、Alexandre Babel (Dr)とChristian Weber (B)を加えて、このトリオで演る時にSudden Infantの名前を使うようになり、リスナーを驚かせます。しかもJokeなりのロック・バンドの様相も呈しており、随分聴きやすくなったものだと厭世の感もします。
そんなSudden Infantの初のヴァイナルが本作品になります。この時のメンバーはJoke Lanz, B. Lingg, Inzekt, Dave Phillipsで、1990年の11月30日放送のラジオショーRadio Lora Zurichで、ライブで放送された内容になっています。Schimpfluch Greppeって、この頃は、ガジェットな打撃音や叫び声、プリミティヴなアクションで不意に出た音やらをテープに録音に、ごった煮的にコラージュしていく、その白痴的に音響ノイズが独特で、Sudden Infantのこのアルバムもそのような音のアマルガムというか闇鍋の如き音楽が収められています。それにJokeはユーモアの粉を振りかけて、クスって笑えるようにしてますね。そこら辺から後のSudden Infantの方向性が見えます。実はSudden Infantの初来日の時に「電子雑音」が主催したのですが、私は、そこに関わっていた関係で、対バンしてます。この時は、Jokeはサンプラーとか使ってました。もう1人はトロンボーン奏者だったのですが、鼻からスパゲティを入れて、口から出すと言う大道芸のようなパフォーマンスを見せてくれました。因みに、Rudolf Eb.erはその前から日本に来ているのですが、そのまま、日本に住み着いて、活動しています。まあ、それはそれとして、Sudden Infantのデビュー・アルバム、聴きますか?

本作品もYouTubeになかったので、1996年作の”Species”を。
https://youtu.be/-hPq_XhNCoU

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