Mark Harwood “Offering”

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最近の、所謂「エクスペリメンタルな音楽」はどうなっているのかな?と思って、購入した内の一枚です。本作品は、Mark Harwoodが、自身のレーベルPenultimate Pressからリリースしたもので、彼の純粋なソロアルバムとしてはセカンド・アルバムになります。まあ、私もここら辺のことは詳しくはないのですが、1990-2000年代なら「物音系ノイズ」と言われるジャンルになるかなあとも思いました。また、Mark Harwood氏の出自はオーストラリアらしいのですが、その後は英国のロンドンで活動しています。最近になって独逸ベルリンに移ったとか? なので、一応、ここでは「イギリス」にしておきました。Markはレーベル・オーナーとしてGraham Lambkin, Aine O’Dwyer, Timo Van Luijk, MP Hopkinsらの作品をリリースしてきたらしいのですが、私は寡聞にして知りませんので、これ以上は書けないです。それで、本作品”Offering”について書きますと、冬と春のベルリンに滞在していた時に録音されています。用いた楽器はアコースティック・ギター、声、テープなどの簡素な音源だけです。そして、ミックスとエディットは、盟友Graham Lambkinが行なっています。因みにアートワークもMarkと一緒にGrahamも行なっていますね。それで内容ですが、先程、書きましたように、物音系の音楽なんですが、彼に言わせると、この作品の曲は、人々が地球上を移動する時に選ぶ場所や地理に関係しているとのこと。確かに、擬似環境音のようにも聴くこともできますね。そう言った音楽は彼自身を解放するものでもあると。余り,パンチのある音楽では無く、どちらかと言うと、ぼーっと聴いていても良いようなアブストラクトな音像ではあります。今の音楽状況に,こんな音楽がマッチしているのでしょう。ノイズ・ミュージックではないのでしょうが、このような自由な発想が大切なんだなあと思いました。どうですか?皆さん!

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mcDlgbMpPak8QXec-QmSSRVjII2vLe68Q

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