TRIO “Trio And Error”

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“Da-Da-Da”と言えば、The Policeじゃなくて、Trioだよねー。と言う訳で、独逸のTrioをご紹介します。その名の通り3人組で、メンバーはStephan Remmler(Vo, Casio VL-1)とGert “Kralle” Krawinkel (G)及びPeter Behrens (Dr)です。結成は1979年とされており、ファーストアルバム”Trio”がリリースされたのが、1981年になります。このアルバムに収録されていた曲”Da Da Da”の独逸語ヴァージョンが独逸チャート2位まで上がり、大ヒットしました。それ以外にも"Broken Hearts for You and Me", "Boom Boom", "Hearts Are Trump"や"Anna - Letmein Letmeout"が独逸語で歌われてましたが、これらの曲は英語ヴァージョンでもリリースされており、その為、1982年前後には英語圏でもチャートインしています。そんな彼等が、タイトル ”Bye Bye”(北米用タイトル”Trio And Error”[邦題:「愉快な仲間たち」)を1983年にリリース。それが本作品になります。その後、彼等は映画”Drei gegen Drei (Three Against Three)”を作製して、自らも俳優として出演した訳ですが、評判はいまいちでした。そのサントラとして、”Whats the Password”を1985年にリリースしますが、そこにはもうドラムのPeterの姿はなく、脱退していました。あと、1982年にはライブアルバム”TRIO Live im Frühjahr '82 ("Live in Spring '82")”もリリースしています。しかしながら、バンドは1985年に解散。1997年にアメリカでのVolkswagenの販売に際して、“Trio And Error”がCDリイシューされ、名曲”Da Da Da”がCMソングとして使われました。2014年にギターのKralleが亡くなり、2016年にドラムのPeterが亡くなっています。ザッとこんな感じのバイオグラフィーです。
それで本作ですが、前述のように、北米をターゲットとして作られた節もあるので、Trioのベスト盤的な内容になっています。リードシンガーのStephanは喉にコンタクトマイクを付けての変調ヴォイスも使ったり、偶にCasotoneやオルガンも弾くのですが、基本、KralleのギターとPeterのシンバル、スネア、バスドラだけから成る簡素なドラムセット(立ったまま演奏する)で演奏がほぼほぼ全てです。しかも、歌詞も単に言葉遊び的だったりするのですが、当時のライブを観たある人は「パンク以上にパンクだった」とレポートしてます。NDWから一つ飛び出た、唯一無二のシンプルにして強力なバンドです。彼等は自分達をNeue Deutsche Welleのバンドとは呼ばず、Neue Deutsche Fröhlichkeit (New German Cheers)であると呼んでました。私がここで色々言うよりも聴いてもらった方が早いので、今からでも遅くないので、聴いてみてね❗️

[full album&other sings]
https://youtube.com/playlist?list=PLsvE_f9AUJG6NDxpqtgGWMOnEEabRS-6d

#Trio #TrioAndError #Mercury #DaDaDa #Anna-LetMeInLetMeOutt #NeueDeutcheWelle #NeueDeutscheFröhlichkeit

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