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Chris and Cosey “Heartbeat”
T.G.解体後、飛び出したChris CarterとCosey Fanni TuttiのデュオことChris & Coseyのファーストアルバム”Heartbeat”の登場です‼️ 彼等はこのデュオ名を1980年代初頭から1990年代まで使用していました。現在はCarter Tutti名義になってます。Rough Tradeで、4枚のアルバムを作製し、1983年に彼等自身のレーベルCreative Technology Institute (C.T.I.)を立ち上げ、より実験的な或いは他者とのコラボ作品をリリースしています。話しを少し戻すと,ChrisはT.G.の音楽的頭脳であり、シンセを中心としたelectronics を担当、また、CoseyはT.G.のセックス・シンボルであり、主にギター、コルネットを演奏していましたが、本作では更にelectronicsも扱っています。まあ、有名な話ですが、T.G.が解散したのは、当時、Genesis P-OrridgeのパートナーだったCoseyをChrisが寝取ったからとされてます。その後、国際的に種々のレーベルからChris and Coseyの作品はリリースされていくことになりますが、1992年以降は、音楽的問題と健康上の問題で、ツアーはやめて、スタジオワークに集中しています。1998年にライブを復活・敢行し、その時の記録としてライブアルバム”Union”をリリースしています。その後、多くのアーティストやグループとのコラボ作品やリミックス作品をリリースしていますが、2000年からはCater Tuttiとして活動を現在まで継続しています。一時期、T.G.の再結成もありましたか、途中でGenesisが辞退した為、残りの3人はX-TG名義で短期間活動していました。しかしながら、Peter “Sleazy” Christophersonがタイで 2010年11月に死亡、更には,Genesisも2020年3月14日に死亡し、T.G.は封印されました。
そこで、本作品ですが、流石、T.G.の音楽的頭脳であったChrisの打ち込みシーケンスが冴え渡っているミニマルな音楽で、A-1でのCoseyのカッコいいギターのリフと絶妙にマッチしています。この作品がリリースされた時,日本のある評論家は「骨格だけの音楽に過ぎない」と酷評していましたが、そのシンプルにしてミニマムな音楽こそが、彼等の持ち味であり、後々のテクノ等のダンス・ムーブメントを予見した作品ではないでしょうか?それ以外でもテープの挿入やCoseyのコルネットの演奏、Chrisのマニアックなシンセなども聴くことが可能ですので、皆さんも、是非聴いてたみて下さい。
A1 “Put Yourself In Los Angeles” (3:46)
A2 “This Is Me” (2:58)
A3 “Voodoo” (2:27)
A4 “Moorby” (2:38)
A5 “Radio Void” (2:19)
A6 “Just Like You” (3:18)
B1 “Bust Stop” (4:06)
B2 “Useless Information” (4:41)
B3 “Moving Still” (4:29)
B4 “Manic Melody (Hairy Beary)” (3:41)
B5 “Heartbeat” (5:51)
https://youtu.be/7WMljdnokJo?si=LtPgS0pbtEaW9PC6
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