Conrad Schnitzler & Wolfgang Seidel “Music Is Not Language. Neither Is It Painting. Just Music”

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2021年末に入手したConrad SchnitzlerとWolfgang Seidalの作品です。しかしながら、これは殆どConrad Schnitzlerのソロと考えてもらっても良いかと思います。因みに、2011年夏に、WolfgangがConradの家に訪ねた時がConradが亡くなる数日前で、その時に、最後のソロの録音物として829番目が出来たばかりであったとのことです。なので、この829番目がこの作品になるみたいです。
それで、本作品の内容ですが、A面は割とアコースティックな音色の現代音楽風の長尺の曲で、SchnitzlerのCDR作品”00/013 (CONtext)”からの抜粋になっています。それで、付属のCONtextにから読み解くと、マイナー言語である独逸語と汎用される言語である英語のText Readingが、交互に配置されている曲になっています。最初、「えっ、Conradってこんなに現代音楽風だっけ」と一瞬思いましたが、それはそのtextの内容を読んでみると、納得させられました。そのタイトルも「音楽は言語じゃない」からも想像させられます。一方、B面は、より電子音楽的になった長尺の曲で、それは1972年にロンドンのGallery Houseで行われたイベント"The Berlin Scene"展の時に,わざわざ、現地でEMS Synthi Aを入手しており、それを充分に過不足無く使った曲になっています。ただし、A面でのtextで述べているように「B面とは何か?」と言う問いに対する、彼の答えになっているようです。と言う訳で、彼のコンセプトとその実践が組み込まれたトータルな作品になっていて、その才能にただただ組み伏せられるばかりです。このCONtextを書いたのが、今回の相方であるWolfgang Seidelと言う訳でした。そんな彼等のコラボはどうでしょうか?まだ入手可能みたいなので、聴いてみて下さい。 

A “Music Is Not Language. Neither Is It Painting. Just Music.” (20:00)
B “CONversation” (19:40)

[trailer]
https://youtu.be/FyYMMTNa1rI?si=xadTVLAnls1Kev6o

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