Deepkiss 720 “Pace x Friction”

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これまた,謎なレコードを持っていました。ピクチャーLPだから、Harbinger Soundだから購入したのかな?バンド名はDeepkiss 720で、作品名は”Pace x Friction”とのことですが、先ずはDeepkiss 720について。これはどうもJason Williamsのソロユニットのようです。彼は、1997-1999年の間、Quick Latin Handfulと言う自主制作レーベルを運営していました。一方で、Mothers Of The Third Reichを名乗ったり、Archaic BrailleやClarence PalmerやThe Vitamin B12のメンバーとかで1990年代から活動をしていたみたいです。ここら辺をレーベルで言うと、Betley Welcomes Careful Driversで、共演アーティストで言うとCock E.S.P.とかPrick Decay辺りであることから、90年代英国スカム系ノイズの系譜に属するユニットと考えられます。本作もその通りで、色んな既成の音楽や様々な音の断片、女性のナレーションなどを高速コラージュしたり、グニョグニョとテープ操作したり、CDの音飛びをしつこく当てはめてみたりで、やりたい放題です。こう書くとカッコいいように聞こえますが、出来上がったものはジャケ写やピクチャー盤の盤面とも共通する「クズな雑音楽」になっております。まあ、やり過ぎの美学なのかもしれませんね。日本で言うと,初期Boredomsに近いかな?(それはちょっと言い過ぎか?)こう言うノイズユニットは90年代にら比較的よく居たんですが、今はどうしてるのかな?偶には頭ん中をシェイクするのにはもってこいの音楽です。貴方もどうですか?

[Live]
https://youtu.be/tMZq1knSORw

#Deepkiss720 #PaceXFriction #HarbingerSound #PictureRecords #Scum #Noise #1990年代

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