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- Andy Giorgbino & Prince Trust, Shanghai’s Guts, Blue Stories, The Honx “Elbground vol. 2”
Andy Giorgbino & Prince Trust, Shanghai’s Guts, Blue Stories, The Honx “Elbground vol. 2”
何故、私がこのレコードを買ったかと言うと、多分、Andy Giorbinoの名前を見つけたことと独逸語表記のクレジットが裏ジャケにあったからだと思います。買ってから、余り聴いた記憶がないので、今回、聴き直しながら、ご紹介出来ればと思います。
◉先ずは、The HONKSですが、ハンブルクのグラム・パンク・バンドで、メンバーは、Bacardi Honk (G,Vo), Mad Mike Honk (B, Vo), Marky Honk (Drs, Vo)から成り、アルバム1枚、シングル1枚を出しています。まるでRamonesみたいですね。マネージャーはBarbara Wetzerが担当しており、収録曲” What We Want”は、1989年6月16日にWhite Noiseスタジオで録音され、同年6月28日にミックスダウンされています。
◉次は、Andy Giorbino & Prince Trustで、Andy Giorbino (G, Vo)自身はハンブルク出身で、他のメンバーは、Marco Hubethal (B, Vo), Manuela Rickerts (G, Vo), Thomas König (Drs, Vo)で、恐らくハンブルクだと思います(明確な記載は無い)。また、この組合せでのアルバム制作もシングル制作も無いです。マネージャーはZickZackのAlfred Hilsbergが担当しており、収録曲”Gasoline (Waterversion)”は、1989年5月24日に録音され、同年5月25日にミックスダウンされています。
◉3番手は、ハンブルクのShanghai'd Gutsで、グラム・パンク・バンドで、メンバーは、Stevie S. Guts (Vo), Axl S. Guts (G, Vo), Ray Miller (G, Vo), Axel (B, Vo), Marcel Z (Drs)から成り、3枚のアルバムを出しています。マネージャーはGerd Krombholzが担当しており、収録曲”On The Road”は、1989年6月24-25日に録音され、同年6月9日にミックスダウンされています。
◉そして、最後は、Blue Storieで、メンバーは、Helge Reich (B, Vo, G), Matthias Rumöller (G, Vo, B), Thomas Soltau (Drs, Vo)から成り、2枚のアルバムと1枚のシングルを出しています。マネージャーはいなくて、自分達でやっていいます。収録曲” Like A Gun”は、1989年5月30-31日にJörn Fischerスタジオで録音され、その日の内にマックスダウンまで終わらせています。
これらのデータを見ていると、皆、1989年に録音されており、NDWとしてはもう終焉していた可能性も高いので、これらの音楽やバンド自身をNDWと関係付けるのはちょっと無理があるかもしれませんね。まあ、そんなことも含めて、各曲を紹介出来ればと思います。因みに、このマキシ・シングルは、ハンブルクのG. Pfanzスタジオでマスタリングされています。
◼️Linkes Ufer
★A1 The HONX “What We Want” (2:25)は、ギラついたGがカッコ良いグラム・ロック風の曲で、Voも含めて、全員で歌ってますが、個人的には、やはりピーンとはきませんでした。
★A2 Andy Giorbino & Prince Trust “Gasoline (Waterversion)” (3:50)は、リズムマシンの導入とKbdの大々的に導入したロックで、流石はAndy Giorbinoが作詞作曲した曲だと思いました。ヘタすれば、MTVで流れていてもおかしくない程のポップネスを感じますね。
◼️Rechtes Ufer
★B1 Shanghai'd Guts “On The Road” (3:30)は、英国パンク初期の頃のパンクロックみたいな感じの曲で、確かにカッコ良いんですが、全員でのシンガロングにも新しさを余り感じないですね。英詞だし。
★B2 Blue Stories “Like A Gun” (4:04)は、ワウを掛けたGが特徴の1960年代の米国ロック、或いはやはり1970年代後期の英国パンクの影響をモロうけているような曲で、確かにカッコ良いんですが、それだけと言う感じです。
と言う訳で、個人的には、A2のように強い癖があったりしないと、この1バンド1曲と言うコンピレーション・マキシシングルでは、中々浮かび上がらないのではは?と心配してしまいました。まあ聴いている分にはカッコ良くて良いんですか、、、。
[本作品はYouTubeには上がっていなかったので、同時期の他の曲を貼っておきます]
A1 The HONX “We Like It Simply”
https://youtu.be/Gv56IccwL30?si=P65_qKefX0dp0uuu
A2 Andy Giorbino ”Weiblichkeit
https://youtu.be/3cX5XRrFKsE?si=gLnx6lb8WtWE1YIX
B1 Shanghai'd Guts “Hearts Turned To Stone”
https://youtu.be/CvE--XIkEGA?si=K9JcaBDruQXt8g5qe
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