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Die Lemminge “Lorelei”
Die Lemminge (ディー・レミンゲ)は、Die KruppsのJürgen Engler (ユルゲン・エングラー)とRalf Dörper (ラルフ・デルパー)によるデュオで、元々はオムニバス・アルバムに参加する為に急遽結成したのですが、結局、オムニバム・アルバムは作られなかったので、このような単発シングルとしてリリースされたみたいです。私は、この時期のNDWの記事をRock Magazineで読んでいたのですが、何故かDavid Lynch監督の映画”Eraserhead”のことが頻繁に取り上げられており、何らかの関係があるのかなぁと漠然と思っていました。本作シングルでも、B面には、Eraserheadのサントラである"In Heaven (Lady In The Radiator Song)"の一部カバーヴァージョンが収録されていますので、何かの謎解きのヒントになるかもしれませんね。このシングルでの共作がキッカケとなって、2人は、Die Kruppsとしての繋がりが出来たようです。因みに、バンド名のレミングと言うのは、謎の集団自殺するネズミ科の動物のことです。それでは、各曲をご紹介していきましょう。
★A: “Lorelei”では、非常にゆっくりしたテンポでアコーディオンと単音シンセ?が鳴らされる中、ヴォコーダーによるVoが感情たっぷりに歌い上げています。時に水音も聴こえて、Aunt Sallyの”Lorelei”とは全く違いますね(←当たり前)。
★B: “Im Himmel”でも、ゆっくりしたテンポで、チェロとアコーディオンが演奏され、それをバックに高音変調されたヴォコーダーVoで歌っています。後半にはメトロノームとアコーディオンをバックに生Voが耳元で”OKay, Okay”と囁いて終わっていきます。前半の部分が”Eraserhead”のサントラのカバーですね。
実は、私は、当時のRock Magazineで、バンド名は知っていたのですが、今回、聴き直すまで、EnglerとDörperのデュオと言うこともオムニバス用のトラックだったことも知らなかったんです。なので、Die Kruppsと関係があるなんて!と思ってしまいました。サウンド自体は、所謂、独国民民謡のような印象ですが、ヴォコーダーを使っているのが特徴なのかなと思います。多分、歌っているのは、Englerだとは思いますが、クレジットには、何も記載されていませんので、不確かな情報です。まぁ、これはコレクターズ・アイテムですね!
B: “Im Himmel”
https://youtu.be/B8w7Tq0KStQ?si=GbMeMVojinJmj9T8
[オマケ; "In Heaven (Lady In The Radiator Song)" from Eraserhead]
https://youtu.be/VIdONLv3qJw?si=dTsosBxHf7B1qrIf
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