Holger Czukay “Rome Remains Rome”

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また、出ました!今回は、元CanのHolger Czukayの7枚目のソロアルバム”Rome Remains Rome”をご紹介します。Czukayについてのバイオグラフィーは既に書いてありますので、そちらをご参照ください。今回の参加者は、Holger Czukay (G, Organ, ABS-B, Frech Horn, Vo, Synth, Radio)に加えて、CanのバンドメイトであったJaki Liebezeit (Drs, Trumpet, Piano, Perc)とMichael Karoli (G)、更にSheldon ‘Kelly’ Ancel (Vo), Jah Wobble (Vo, B), Olli Marland (G, Piano)から成ります。本作品では、A面B面共3曲ずつ収録されています。今回の作品は、今までのミュージック・コンクレート風のRadio Paintingによる音の実験よりも、曲自体のユーモアや面白さなんかが前面に出ているように聴こえます(それでも、実験的なエディットやミックスはやっているのですが、、、)。言葉遊びのような曲名を付けたり歌ったり、少年少女合唱団らしきコーラスをそのまま曲に当てはめたりと、遊び心が満載です。またエスノな要素も入ってきており、時代を感じさせます。A1 “Hey Baba Reebop”は一聴、陽気な曲ですが、この曲はCanの後期メンバーであったRebop Kwaku Baahへのレクイエムらしいです。A2 “Blessed Easter”は先述のように、既存の合唱団のコーラスを曲に乗せているような実験エスノな曲で、CzukayのRadio Paintingの技が光ります。A3 “Sudetenland”もエスノ色の強い曲で、Liebezeitの超絶ドラムとCzukayのエディットが冴えています。B1 “Hit Hit Flop Flop”もかなりエスノ色が強く、躍動感のある曲で、バックで意味の無い歌詞を歌っています。B2 “Perfect World”は洒落た地中海風の楽曲ですが、KaroliのギターとCzukayのシンセそしてヴォーカルの絡みが凄いです。B3 “Music In The Air”は少しジャジーなしっとりした曲で、これでアルバムを締めています。今までの路線とはちょっと異なった印象ですが、しっかりCzukayしていますので、ご安心下さい。と言うか、今まで以上に聴き易いので、是非とも皆さんも、聴いてみてね❗️

A1 “Hey Baba Reebop” (3:53)
A2 “Blessed Easter” (8:51)
A3 “Sudetenland” (7:22)
B1 “Hit Hit Flop Flop” (3:34)
B2 “Perfect World” (10:33)
B3 “Music In The Air” (5:13)

https://youtu.be/ljbLpEMjBxs?si=pc17HsJS15Guohya

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