大宇宙の墓場 <太陽の女王号> シリーズ 1 / アンドレ・ノートン著

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1955年刊行 ハヤカワは1972年初版
原題:Sargasso of Space
通商員の試験に合格したデイン・ソーソンは自動機械の選別によって乗り込む船を指定されるが、それは<大企業>の交易船でもなければ退屈な惑星間航路でもなく、自由業者の船だった。彼らは一攫千金を追い求める冒険者のなれの果てであり、エリートコースを外れた貿易業界の一匹狼にすぎない。
 だが幸運なことに、ソーソンが乗り込んだ<太陽の女王号>が立ち寄った辺境惑星では、銀河系調査局が臨時の競売を開催していた。滅多にない話だが、何か緊急事態に対応するため、探査船が手近でデータの処分を迫られていたのだ。
 その結果、<太陽の女王号>はかろうじてDクラス惑星の通商権を手に入れることができた。自由業者としては一生に一度巡り会えるかどうかという幸運だ。
 しかし、彼らの手に入れた惑星<リンボー>は、先史文明によって破壊し尽くされた星だった……。

表紙と挿絵は松本零士(宇宙戦艦ヤマトの直前)です。

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