モルフォ蝶とマルカジットのイヤリング

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青いモルフォ蝶の羽が使われたイヤリング。この青は「構造色」といい、青い色素は持たず、太陽光など光に含まれる青い光を反射することで青く見える。カワセミやハチドリの羽と同じ。

モルフォ蝶の羽のアクセサリーは、イギリスのアールデコ時代(1910年代なかば〜1930年代)に流行った。

ぶら下がる部分と留める部分にマルカジットが付けられている。マルカジットはマーカサイトともいい、黄鉄鉱(パイライト)をローズカットにしたもの。18世紀頃から高価なダイヤモンドの代用に盛んに使われ、アールデコ期に流行った幾何学的なデザインに合うと再度人気になったそう。

なお、鉱物学的にはマルカジットは白鉄鉱だが、アンティークアクセサリーでは当時呼ばれたままで使われている。

実用できるのはいいのだが、私の耳たぶは薄くて小さく、イヤリングに合わない。落としそうで結局飾ったままになっている。

#アールデコ #イギリス #イヤリング #モルフォ蝶

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