鉱物ジオラマ『星宿る野原へ』:時計荘(島津さゆり)

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「明け方の夢で見た光景」をテーマに、鉱物を使ったノスタルジックでちょっとシュルレアリスムな雰囲気のただようジオラマを作る、時計荘さんの作品。

こちらには蛍光するパキスタンのオイル入り水晶が使われている。

電球の中に道草しながらの帰りだろうか、少年が1人歩いている。

UVライトが搭載されていて、つけると野原が点々と青く光るようになっている。

これまで、何度か個展を見たが、これぞという出会いがなくて。

今年の5月8日に、最初の職場の近くで長年通って思い出深い神保町の三省堂書店がリニューアルで閉店となった。

それにともない、1階にあった博物好きなら心惹かれる店、「いちのいち」も閉館に。

そこで、「いちのいち」のすべてのものが50%オフになっていたのだ。

時計荘さんの作品も残り7点となっていて。

この電球の作品は半額でも1万円以上するので、予算オーバーではあったが、なんとなく気になって買ってきた。光るギミック搭載とはしらず。

もとより自分の中には理科少年が住んでいて。街灯ってなんだか郷愁を感じて好きだし、田舎育ちだから、草の生える道をよく歩いていて、原風景に近いものを感じた。

家に帰ったら題名に星が入っていて。星のソムリエということで、星に親しんでいる自分にはピッタリの出会いだったんじゃないのかな、と思った。

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