Maceo Parker (BLUE NOTE TOKYO, 2018年06月9日, 2nd show)

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Maceo Parker (BLUE NOTE TOKYO, 2018年06月9日, 2nd show)

仕事のストレスが強く、1ヶ月も生演奏なしで生活すると本当に死んでしまいそうです(甘えすぎ)。

6月9日は5月12日に西荻窪の恒例の渋谷毅ピアノ・ソロを聴きに行って以来の久しぶりの生演奏、2018 年2月14日で75歳になったメイシオ・パーカーによるレイ・チャールズ・トリビュート公演を観てきました。今年に入って2004 年以来の新作を出したばかりですが、その新作とはほとんど重複せず、あくまでもレイ・チャールズのヒット曲集という感じ。メイシオを支えるのは、ペット4 + ボーン4 + サックス5 + リズム隊4 + レイレッツ3 のフルのビッグ・バンド。めっちゃゴージャスなステージでした。

レイとは「全然違う」といえばそうなんですが「そっくりじゃん!」と思う瞬間もあって、でもそういった些細な事はどうでもいいような、盛り上がりまくり、最後は総立ちの楽しい公演でした(ブルー・ノートはよく行きますが「会場内総立ち」を見たのは初めてだったかも?)。世界では1万人を前にしてやっているような公演なのに、それをこの小さなハコで聴けるなんて、なんてこった!!

Set List

1. One Mint Julep (instrumental)
2. Let The Good Times Roll
3. Georgia On My Mind
4. Hallelujah I Love Her So
5. Oh, What A Beautiful Morning
6. How Long Has This Been Going On
7. Gonna Put Your Lovin'In The Lay Away (The Isley Brothers' cover)
8. Ellie, My Love (Southern All Stars' cover)
9. Unchain My Heart
10. Shadows Of My Mind
11. Hit The Road Jack
12. We're Gonna Make It (Billy Preston's cover)
13. People Will Say We're in Love (Richard Rodgers)
14. I Can't Stop Loving You
15. What'd I Say
16. Every Saturday Night

(10, 12はレイレッツの歌のみ、メイシオは休み)

"Ellie, My Love"はもちろんあのサザンの「いとしのエリー」です。CMに出てくる「レイがピアノを弾く人形」がすごく欲しかったのを思いだしました。たしか懸賞で貰えたような・・・。あと、当時のレイの日本公演のセットリストに当初はこの曲が入っていなくて、主催者から「"Ellie, My Love"を絶対にやって欲しい」と言われたレイがムッとしたというエピソードもどこかで読んだかな。あと桑田自身も「なんであの曲を今??」とちょっと否定的なコメントをしていたような・・・(でも本心は嬉しかったはず)。

"We're Gonna Make It"はビリー・プレストンの曲。「70年か71年の曲だけど」と言ってましたが、72年の"Music Is My Life"に入ってました(70年代前半のプレストンの作品はどれも傑作揃いですね)。この曲が今回のショウで一番好きだったかも。オリジナルよりずっと良かったです。

ブルー・ノートのHPを見ると、演奏内容は木曜日とほぼ同じだったようですね。ただ、木曜日の公演は1st showが14曲、2nd showが15曲だから、ちょっと得したみたいです。退場するメイシオに手を伸ばしてハイタッチしてきました。メイシオの手は思ったよりずっと小さく華奢な感じでした。

https://www.youtube.com/watch?v=Ju0Sn0Y3bjA

ちなみに今日6月10日は東京公演の最終日で、しかもレイ・チャールズの命日。絶対にめちゃめちゃ盛り上がるだろうな。まだ自由席が残ってるし。近ければもう一度行くんだけどなー。さすがに自宅から片道2時間近い位置、しかも「終電に間に合うか分からない」はきつい(甘えすぎ?)。

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