Burt Bacharach & Daniel Tashian / Blue Umbrella The Complete Recordings (US, Big Yellow Dog Music) <2021>

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Burt Bacharach & Daniel Tashian / Blue Umbrella The Complete Recordings (US, Big Yellow Dog Music) <2021>
Barcode: 8 50022 84036 4

結果的に遺作になったバカラックの作品。2020年に5曲入りミニ・アルバム(日本盤は7曲入り)として発表され(Blue UmbrellaのLPは未確認)、2021年に "Blue Umbrella The Complete Recordings" として9曲入りLPとしてで再発売されています。

このLPはバカラック死後1ヵ月ごろから大手サイトでは売り切れになり、海外サイトでも入手できなくなりつつあります。2023年3月現在、送料込みで1万円ぐらいでしょうか。

【 以下 "otonano Portal"より 】
https://www.110107.com/s/oto/page/blue_umbrella?ima=0031

アルバム『ブルー・アンブレラ』について

●バカラックとタシアンの馴れ初めは、ケイシー・マスグレイヴスがグラミー賞(最優秀アルバム他、4部門受賞)を受けた時のプロデューサーがダニエルで、その手腕に感銘したバカラックと意気投合して進行したプロジェクト。

●ケイシーは大カントリーシンガーで、グラミー賞を受賞したアルバム『ゴールデン・アワー』(2018年)は70年代のポップ&ロックを感じさせるもので、その仕掛け人がタシアンだった。

●今作はバカラックが作曲、アレンジメント、ピアノ(「ブルー・アンブレラ」と「ウィ・ゴー・ウェイ・バック」)、タシアンが歌詞とヴォーカルを担当。

●全曲書下ろしの新曲で、バカラックとしては、2005年以来の15年振りとなる新曲入りの作品。レコーディングはナッシュヴィル。

●往年のバカラック・サウンドが散りばめられた、ファン垂涎の新作となる。

●海外では7月31日に5曲入りでデジタル・リリースされているが、CD発売は現時点で日本のみ。さらに日本盤に はCD、デジタル(DL、ストリーミング)は2曲のボーナス・トラックを追加収録した7曲入り。

『ブルー・アンブレラ』収録楽曲

1.ベルズ・オブ・セント・オーガスティン BELLS OF ST. AUGUSTINE
2.ウィスリング・イン・ザ・ダーク WHISTLING IN THE DARK
3.ブルー・アンブレラ BLUE UMBRELLA
4.ミッドナイト・ウォッチ MIDNIGHT WATCH
5.ウィ・ゴー・ウェイ・バック WE GO WAY BACK
<ボーナス・トラック>
6.21st センチュリー・マン 21st CENTURY MAN
7.クワイエット・プレイス QUIET PLACE

2005年の『At This Time』以来、15年ぶりのアルバムは思わぬ出来事の連鎖で誕生。

バート・バカラックにとって、2005年の『At This Time』以来の久しぶりのアルバム『ブルー・アンブレラ』は、昨年のグラミー賞で女性C&Wシンガー、ケイシー・マスグレイヴスの『Golden Hour』という素晴らしいポップセンスに溢れるアルバムをプロデュースしただけでなく、収録曲のうち7曲も作詞・作曲で参加し、C&W部門のみならず全体の最優秀アルバム賞をも獲得して、一挙に世の中の注目を浴びたナッシュヴィルのライター/プロデューサー、ダニエル・タシアンとのコラボレーションによるものです。

バカラックが如何にダニエルの才能を高く評価しているか、また彼とのコラボレーションをどれだけ楽しんで行っていたかが伝わってきます。 バートの言っているようにこのアルバムは思わぬ出来事の連鎖によって誕生しています。バートとダニエルがどのようにして一緒に仕事をするようになったのかを辿ってみると、その最初のきっかけは、テキサス生まれでシアトルに住んでいた女性シンガー・ソングライターのメロディー・フェデラーがバカラック/デイヴィッドの1968年にハーブ・アルパートのヴォーカルでヒットさせた「This Guy’s in Love」を「This Girl’s in Love」と替えて歌っていたヴィデオを彼女の契約していた音楽出版社のヘッドだったビリー・マンが見たことに始まっています。女性R&B歌手ピンクの楽曲を始め、多くのヒット曲を書いているライター/プロデューサーでもあるビリー・マンはこのヴィデオを見てメロディーのヴォーカルとバカラックの音楽が良い味を出していることに気付き、二人を組ませたら面白いのではないかと考えたのです。その少し前に「A Boy Called Po」という映画のためにバカラックと一緒に主題歌の「Dancing With Your Shadow」(歌はシェリル・クロウ)を一緒に書いたりして親交があったビリーの紹介でメロディーはバカラックと曲を書きだしました。そうして生まれたのが「Bridges」を始めとする数曲でした。それはビリー・マンの考えた通りメロディーのそれまでにない魅力を出していましたが、同時にバカラックも彼女のヴォーカルを高く評価して自分の2018年7月に行われたイギリス公演のゲスト・シンガーとして起用するほどになっていました……

▲『ブルー・アンブレラ』ライナーノーツ(文・朝妻一郎)よりテキスト抜粋。フル・ヴァージョンは実際の商品でお楽しみください。

https://www.youtube.com/watch?v=QE3xn1sPC5I
https://www.youtube.com/watch?v=27ytyXh9ou0
https://www.youtube.com/watch?v=PUbn7uKLpNM
https://www.youtube.com/watch?v=GgH5LjGCkj8
https://www.youtube.com/watch?v=LxPHAFy8LAI
https://www.youtube.com/watch?v=glpIgnmKrZc

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