Tom Waits / Swordfishtrombones (US, Island Records, 90095-1) <September 1, 1983> その①

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Tom Waits / Swordfishtrombones (US, Island Records, 90095-1) <September 1, 1983> その①
(SIDE ONE) ST IL 835297 C JS KENDUN O B-18561-C FOR KATHLEEN AND KELLESIMONE SLM Δ5273 1-2 O•ISMI•1
(SIDE TWO) ST IL 835298 B SP O•ISMI•5 O B-18562-B JS KENDUN SLM Δ5273-X 1-2
Recorded ; August 1982

「ソードフィッシュトロンボーン(Swordfishtrombones)」は、トム・ウェイツが1983年に発表したアルバム。アイランド・レコード移籍第一弾に当たり、初のセルフ・プロデュース作品でもある。

映画『ワン・フロム・ザ・ハート』の音楽制作の仕事を終えたトム・ウェイツは、ピアノ弾き語りを主軸とした従来の路線を放棄し、全く新しい路線のデモ・テープをアサイラム・レコードに持ち込んだ。その時の楽曲は「束の間の休暇」「A 30.6」「ワイルドなフランクの話」。しかし、アサイラムが難色を示したため、トムはデビュー当時から在籍していたアサイラムを離脱。様々なレーベルを回った末、アイランド・レコードと契約。ブラスバンドや様々なパーカッション等、それまでのトムの作品には見られなかった楽器を多用した音楽性は物議を醸したが、評論家からの評価は高く、NME誌の人気投票では年間最優秀アルバムとなった。トムは本作で初めて全英チャート入りを果たし、以後、ヨーロッパにおける知名度を高めていく。

アルバム・タイトルの「Swordfishtrombones」(直訳すれば「メカジキトロンボーン」)はトムの造語。タイトル曲の歌詞で、救世軍の女の子が演奏する楽器として登場する。トム自身はこの言葉の意味に関して「生臭い楽器かも、うるさい音を出す魚かもしれない」という趣旨の説明をしている。

本作からは「イン・ザ・ネイバーフッド」がシングル・カットされ、また、トムにとって初のミュージック・ビデオも制作された(監督:ハスケル・ウェクスラー)。トーキング・ブルース調の楽曲「ワイルドなフランクの話」は、トムの脚本家デビューとなるミュージカル作品『フランクス・ワイルド・イヤーズ』(1986年6月初演)に発展していく。

https://www.youtube.com/watch?v=rNwC8ETa0pg

Davenports and kettle drums
And swallow-tail coats
Table cloths and patent leather shoes
Bathing suits and bowling balls
And clarinets and rings
And all this radio really needs is a fuse
A tinker, a tailor, a soldier's things
His rifle, his boots full of rocks
And this one is for bravery, and this one is for me
And everything's a dollar in this box

Cuff links and hub caps
Trophies and paperbacks
It's good transportation
But the brakes aren't so hot
Neckties and boxing gloves
This jackknife is rusted
You can pound that dent out
On the hood

A tinker, a tailor, a soldier's things
His rifle, his boots full of rocks
Oh, and this one is for bravery
Oh, and this one is for me
And everything's a dollar in this box

この美しい曲!!

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