Punch Brothers (BLUE NOTE TOKYO, 2019年07月13日, 2nd show)

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Punch Brothers (BLUE NOTE TOKYO, 2019年07月13日, 2nd show)

3年ぶりらしいパンチ・ブラザーズ来日公演の最終日、セカンド・ステージを観に行ってきました。チケットを確保してから同伴者を探すんですが、最近はあまり付き合ってくれる人がいません。ので娘を拝み倒して付き合って貰いました。周囲にはエンコーのように見えたに違いない・・・。

会場は熱狂的なファンで超満員。カントリー・ファンっていまでもこんなにいるんだなと驚きました。いつもは狭く見えるステージですが、この日はステージは中央にマイク一本があるだけで、随分広く見えました。ドラムもピアノもないと、こんなに広いんですね。

演奏は素晴らしかったです。楽器をマイクのまわりにマンドリン・フィドル・ギター・バンジョーが集まって音を拾い、ほかのバンドのステージでは聴けないような繊細な音をしっかり響かせていました(ベースだけはさすがにアンプを通してました)。コーラスは少し離れて歌ったり、ソロを取る楽器はマイクのそばに寄るなど、なんとマイクからの距離だけで音のバランスを取っていました(すごい!)。5人はいずれもテクニシャンで、しかもカントリー音楽の定石の展開から大きく外れた音楽で、これはもう「カントリー」「ブルーグラス」とは言えない!!と思いました。ステージは1時間20分を超えて終わり、アンコールが2回会って正味1時間半以上。ブルー・ノートでこれだけ長い時間やってくれたバンドを見るのは初めてでした。

サイン会はなかったですが、なんとかゲット出来ました。

https://www.youtube.com/watch?v=iXE_K2Kpoqc

ちなみにステージの前にはなんとメキシコのエリントンと呼ばれた鬼才「エスキヴェル」の音楽がずっと流れていました。スタッフに「これは店の選択??それともバンドの?」と訊くと「今日はバンドの希望です。」「次の公演のミュージシャンの音楽を流すことも多いんですけどね。」とのこと。娘が産まれた頃はエスキヴェルにどハマりしていたせいで娘が最初に覚えたのは"Mucha Muchacha"だったんですけど、その娘と二人でブルーノートに来て一緒にこの曲を聴くなんてね・・・と感慨深かったです。(ちなみに娘に最初に教え込んだのは「スーダラ節」)

https://www.youtube.com/watch?v=eczE9pAEHo4

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