George Harrison / Gone Troppo (US, Dark Horse Records, 23734-1) <November 5, 1982> その②

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George Harrison / Gone Troppo (US, Dark Horse Records, 23734-1) <November 5, 1982>
(Side 1) 1-23734-RE2-A SH2 △2628 + SLM SM#2 40967 A #2 B-17210-Re2-SH2
(Side 1) 1-23734-RE2-B SH1 B-17211-Re2-SH1 △2628-× + SLM #4 40967 SM#1

ジョージの作品の中では、どちらかいうと好きでなく聴かない作品ですが、でもファンなのでなんだかんだ言って数枚持っています。

以下、Wikiより

ビートルズ時代からエンジニアとしてジョージ・ハリスンを支えてきたフィル・マクドナルドと、前作でもプロデュースに携わったレイ・クーパーを共同プロデューサーに迎えて制作され、1982年に発表されたスタジオ録音アルバム。全体的にどこか鬱積した雰囲気が漂っていた前作『想いは果てなく〜母なるイングランド』とは対照的に、マリンバなどを効果的にフィーチャーした南国的でポップなサウンドの明るいアルバムに仕上がっている。パンク・ロックやヒップホップなど、この頃からミュージック・シーンで台頭するようになった新しいタイプの音楽を軽蔑する発言を繰り返していたハリスンだが、このアルバムにおけるドラム・マシンの導入やシンセサイザーの多用などといったサウンド・アプローチからは、微々たるものではあるが時代へ迎合するアプローチも見受けられる。アルバムの雰囲気をそのまま具現化したような派手なジャケット・デザインおよびアートワークは、かつてのハリスンの作品「主人公レッグス」(アルバム『ジョージ・ハリスン帝国』収録)のモデルにもなったボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドの“レッグス”ラリー・スミスの手によるものである。

前作に纏わる様々なごたごたによってすっかり音楽業界に嫌気がさしていたのか、ハリスンはこのアルバムに関する宣伝活動を全く行わなかった。所属レコード会社のワーナー・ブラザース・レコードも宣伝に力を入れようとはしなかったため、アルバムは発売されるなり殆ど無視されることとなった。その結果アメリカではビルボードのアルバムチャートでは最高108位と失敗に終り、『キャッシュボックス』誌では、100位圏内の最高位67位にランクされたが、解散後、最も低調なチャート・アクションだった。本国イギリスや日本に至ってはチャートインすることさえできなかった。このアルバムが注目されることなく発表されたあとハリスンは本業を半ば引退した状態となり、副業の映画制作や趣味の庭仕事などに没頭するようになっていく。

共同プロデューサーを務めたマクドナルドはこのアルバムが発売された当時「ジョージの音楽を理解できるのはファンだけだと思う。ジョージは自分の好きなようにやっているだけなのだから」というコメントを残している。

https://www.youtube.com/watch?v=HUZN9KLOoF8

なお、この「Quiex Ⅱ」と呼ばれるシリーズは、高音質カッティングで知られるシリーズです。1980年代前半を中心に、プロモ盤で使われました。このタイプのレコではジャケに「QuiexⅡ」のシールが貼られ、ゴールド・スタンプが押され、またレコは塩ビの材質の違いのためのようですが光にかざすと茶色の透光性を示します。聴いたことのある人はご存じでしょうが、確かに良いオトでなりますよ ♪


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