- Cookie-Records Museum
- 12F ワールド・ミュージック
- Quincy Jones / Big Band Bossa Nova (US, mono, Mercury, MG 20751) <1962>
Quincy Jones / Big Band Bossa Nova (US, mono, Mercury, MG 20751) <1962>
Quincy Jones / Big Band Bossa Nova (US, mono, Mercury, MG 20751) <1962>
(Side 1) MG 20751A M1
(Side 2) MG 20751B M1
Recorded ; June 15, 1962 – September 8, 1962
Quincy Jones - Conductor, arranger
Phil Woods - Alto saxophone
Paul Gonsalves - Tenor saxophone
Roland Kirk - Flute, Alto flute
Jerome Richardson - Flute, Alto flute, Woodwinds
Clark Terry - Trumpet, Flugelhorn
Julius Watkins - French horn
Alan Raph - Bass trombone
Lalo Schifrin - Piano
Jim Hall - Guitar
Chris White - Bass
Rudy Collins - Drums
Jack Del Rio - Percussion
Carlos Gomez - Percussion
Jose Paula - Percussion
Recording engineer - Phil Ramone
あの映画のおかげでしょう、初期のクインシー・ジョーンズのアルバムの中で最も有名な一枚です。この時期のクインシーのビッグ・バンドは5,6枚ほど持っていますが、これらの中で一番好きな作品です。
ジャズやC.ベイカーの影響を受けて(?)ボサ・ノヴァがこの世に産まれたのは1958年ですが、この頃のボサ・ノヴァはあくまでラテン音楽のひとつ・ブラジルの音楽にすぎず、世界的に認知されるのは1963年のStan Getz& Joao Gilbertの「イパネマの娘」の世界的ヒット以降のことです。
そう考えると、1962年にボサ・ノヴァとビッグ・バンドを融合させるという試みはかなり先進的な試みであったはずです。ところが実際に聴いても、そうした先進的な音楽にありがちな理論先行の堅苦しさを感じません。むしろ非常に心地よくこなれており、40年以上経ったいま聴いても全く新鮮さを失っていません。スタンダードから「デサフィナード」「カーニヴァルの朝」「ワン・ノート・サンバ」などボサ・ノヴァのスタンダードとなった曲を多く収録しているのも一因でしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=T5ALPzS0QfQ