Favnic RS3M 磁石搭載 3×3×3 ステッカーレス キューブ

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Favnic RS3M 磁石搭載 3×3×3 ステッカーレス キューブ

今まで、2×2×2から、6×6×6まで、色んなキューブを紹介してきましたが、ついに、真打ち登場です。

3つ目の、3×3×3のキューブとなりますが、ちょっとこだわりのある一品です。
GANや、X-MANといった、比較的高性能、さらさらと気持ちよく回転し、マグネットの効果でピタリと止まる。まあ、価格なりに高性能ではあるのですが、今回の、RS3Mは、マグネットは搭載しているものの、価格は何と1,000円ちょっと、いわゆるエントリーモデルと言うタイプです。

価格が価格だけに、多くは期待しておらず、商品が届いて回してみると、やっぱり1,000円は1,000円、価格に見合った価値しかないなと言うのが、ファーストインプレッション。

多くのキューブはコア部分に向けて、スプリングをかませることで、各ブロック間の遊びをテンションを掛けて調整しキューブが回せる様にしています。
このバネの力を調整する事で回し心地を調整することが出来るのですが、初めの内はこの加減が分からず(と言っても、加減はあくまで好みによるものですが)、ブロックとブロックの距離などを何度も繰り返し調整し、回しやすいと感じるポイントを探し続け、さらに、所有している、シリコングリスを使い滑らかに回そうとしたのですが、グリスがブロックの間で粘り軽く回らなくなってしまい、今度は、このグリスを薄めるためのCRCをぶっかけたりと、悪戦苦闘を繰り返し何とか今の状態に辿り着きました。

このキューブは、さらさらと回るという感じではなくしっとりと回るという感覚です。
個人的には、今の状態は、好みのフィーリングでなかなか気に入っております。

回転に関しては、概ね良好な状態となったのですが、はじめからあった、大きな問題点が残っています。
よくバネ鳴きと表現されますが、キューブを回すと、ギシギシと音を立てる事です。
回していみると、とても気になる症状で、原因はおそらく、バネとその接触部分の加工精度が悪い(安物だから仕方がない)事が原因だと考え、バネを外し、接触しそうな個所を600~1000番ぐらいサンドペーパーでバリ取りと研磨をかけ、さらに、接触部分に少量のシリコングリスを塗る対処を行った所、見事にバネ鳴きは解消。
すこぶる回し心地に良いキューブに生まれ変わりました。

と言う事で、手をかけた分だけ、可愛いキューブとなり、今では最も使用頻度の高いキューブとなっています。
よく手の掛かったた子ほどかわいいと言いますが、それと同じなのでしょうか。

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