CIRCUS　　Red Edition　　　　PlayingCards

CIRCUS　　Red Edition　　　　PlayingCards

今回のデックは、番外編と言っても良いデックのご紹介です。

巷では何かと話題の人気店、あの、百円均一ショップで有名なDAISO。
百均と言えば、セリア、キャン★ドゥなどと共に、最近ではアウトドアグッズや、便利グッズが人気で話題に上ることも多いですが、110円で本格的なデックが手に入るという事で、一時、プロ、アマを問わず大変話題になった、「CIRCUS　PlayingCards」を取り上げてみます。

このデックは台湾製で、台湾製の特徴である少し硬めのカードです。
やはり台湾製の特徴で,カット面はきれいに仕上がっていて、とても110円で手に入るデックには見えません。ダイソウ製と知らなければもっと高い価格でも通ってしまうのではないでしょうか。

タックケースはチープ感は否めませんが、価格を考えれば文句は言えません。

カードバックのデザインは、まずまずの仕上がりで、マジシャンには必須のツーウェイデザインと成っています。

フェイス面は、オーソドックスなデザインですが、バイスクルスタンダードとは雰囲気が違っています。コートカードでも線か細いというか、弱弱しい感じがします。実用上問題はありませんがやはりチープ感がありますね。

しかし数百円のデックと比べるのは酷と言うものです。
使用感に関しては申し分なく、ファンもスレッドもきれいに出来、マジックやフラリッシュの基本的な技法を行う上で何の問題もありません。練習用と割り切って使う分には最高のコストパフォーマンスではないでしょうか。

ただ、個人的には、このデックは固すぎるので、自分には合わないと感じています。
最近販売されている新しいロットは、カードの厚みが薄くなっているので、硬さも改善されているかもしれません。（実際に手に取っていないので分かりませんが）

最後に大切なポイントがあります。
これは最初に販売されていたロットについて言える事ですが、ストリッパーデックになっているという事です。
ストリッパーデックと言うのは、マジックで使われるギミックデックで、上側と下側のサイズがわずかに違うデックの事です。大げさに言うと長方形ではなく台形になっているデックです。すべてが上下がそろっている中に一枚だけ上下を逆にして入れると、どこに差し込んでも簡単に一枚を見つけられます。観客から見ると不思議な現象を簡単に演出することが出来ます。
そんなストリッパーデックに「サーカス」の最初のロットはなっていたのです。裁断のミスか作為的かは分かりませんが。
新しいロットでは、ストリッパーデックにはなっていないようですから、裁断上の問題であった可能性が高かったと思いますが、定かではありません。

何がどうであれ、１１０円でこのようなデックを販売できる「百均！」恐るべしですね。

参考レビュー動画：https://www.youtube.com/watch?v=SDlWzaszX6I　　　　　https://www.youtube.com/watch?v=s-qSEq2tRjQ

総合計　55枚-
レギュラーカード　52枚
ジョーカー　2枚
アドカード　1枚
Produced & Distributed by DAISO BRASIL COMÉRCIO E IMPORTAÇÃO LTDA
(DAISO BRASILトレーディング＆インポートLADA)
Made in TAIWAN