The Police “Outlandos D’Amour”

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また、今更ですか⁈とは言わないで下さい。パンク/ニューウェーブ期に出てきたバンドであった為、最初は、そのような系統の音楽を演るバンドだと思われていたThe Policeのファースト・アルバム”Outlados D’Amour”です。当時、これからシングルカットされた”Roxanne”が、ラジオから流れてきた時、私は結構気に入ってました。でも何故かアルバムば買っておらず、後になって、中古レコード屋で安かったので購入したと言う経緯があります。今や、Vo/BのStingはソロ・シンガーとして不動の位置を築いていますね。なので、私よりも詳しいリスナーの方はいらっしゃるとは思いますが、先ずは簡単に彼等のバイオグラフィーを少し。The Policeは、1977年に英国Londonで結成されたロックバンドで、Sting (Vo, B), Andy Summers (G), Stewart Copeland (Drs)が不動のメンバーで、1970年代後半〜1980年代前半に活動していました。そのキッカケは、1976年9月に英国プログレバンドCurved Airのツアー中に、その米国人ドラマーStewart Copelandが、Last Exitと言うジャズ・ロック・フュージョン・バンドでベースを弾いていたStingことGordon Sumnerと連絡先を交換したことから、始まりました。それで、1977年1月に、StingはLondonに移り、Copelandとジャムセッションをしています。その内、Curved Airは解散し、Copelandは当時のパンクムーブメントに乗っていこうと考え、伊人ギタリストHenry Padovaniを誘って、1977年3月にライブデビューを飾っています。1977年5月に、彼等はIllegal Recordsより、デビューシングル”Fall Out”をリリース。その頃、1977年5月にGongのMike HowlettがStingを新バンドStrontium 90に誘いますが、その時に、HowlettはドラムはChris Cutlerを想定していました。しかしながら、StingはCopelandの方を選んで、更に、自分達よりも10歳も年上のAndy Summers (彼はEric Burdon & The AnimalsやKevin Ayers等とも共演しており、何より音楽産業界にも詳しかった)を4人目のメンバーとしてリクルートしています。Summersは音楽的にStingとも気が合いましたが、段々とPadovaniの稚拙さがフラストレーションになってました。そんなこともあって、4人でのライブは2回だけでした。そして、SummersはPadovaniに最後通知を叩きつけ、Padovaniは解雇されます。こうして鉄壁のロック・トリオとしてのThe Policeとなり、1977年8月に、このトリオとして初のライブをRebecca’s clubで行いますが、彼等は早々とreggaeやjazzはたまたprogressive rockやpub rockの要素も取り入れていきます。また、ブリーチしたブロンド・ヘアーも3人の特徴にしました。それで、Copelandの兄Milesの援助で、£1500を得て、彼等はデビューアルバムである本作”Outlados D’Amour”の作製に取り掛かりますが、中々難航したようです。そんな中で、Milesが”Roxanne”を初めて聴いた時に、これはイケる!と判断して、即座に、A&M Recordsに掛け合い、こうして、彼等のメジャーでのファースト・シングル”Roxanne”が1978年春にリリースされます。ただ、BBCでは放送されていませんが、これは特にバンされた訳ではないようです。そして、1978年10月には、The Policeはファースト・アルバムのプロモーションも兼ねて、BBC 2のThe Old Grey Whistle Testと言うTV番組に出演します。しかしながら、セカンドシングル”Can’t Stand Losing You”に関しては、BBCは放送禁止にしています。また、”Roxanne”は最初、英国ではそれ程受けていませんでしたが、カナダや米国でじわじわと人気が出てきたこともあり、BBC1のTop of the Popで、”Roxanne”を演奏したこともあって、英国でも逆輸入的にチャートインしています。とまあ、ここら辺が初期The Policeの足跡となります。その後については、またの機会にします。
それで内容なんですが、いやー正直言って、プリミティブな演奏ですね。時代が時代だった訳ですが、別に下手って言う訳ではなく、寧ろ上手く簡素な演奏にしていると言った具合でしょうか。A面は割と良く知られた曲が中心になっており、MTV世代にもアピールできそうです。に対してB面はやや彼等のルーツミュージック(B3 “Born In The 50’s”はモロだし、B4 “Be My Girl —Sally”とかのジャジーな間奏)と言うか渋い曲が多く、初めて聴くものも多いです。そう言う意味では、レコードの特性(A面とB面がある)を上手く利用しているようにも思えます。A3 “Roxanne”は当時、ラジオで聴いて気に入った曲だったので、これが聴けるだけでも嬉しいですね。あとB1 “Can't Stand Losing You”とかA2 “So Lonely”なんかも良い曲です。まあ、彼等は、段々とメジャーで登り詰めていく訳ですが、最初はこんな簡素な音だったと認識できて良かったです。私のMuuseoを読んでいるリスナーさんは興味がないかも知れませんが、こう言うアルバムも偶には良いんじやないかな?

A1 “Next To You” (2:51)
A2 “So Lonely” (4:48)
A3 “Roxanne” (3:13)
A4 “Hole In My Life” (4:48)
A5 “Peanuts” (3:54)
B1 “Can't Stand Losing You” (3:02)
B2 “Truth Hits Everybody” (2:53)
B3 “Born In The 50's” (3:42)
B4 “Be My Girl” - “Sally” (3:24)
B5 “Masoko Tanga” (5:41)

https://youtu.be/cCqNffLYX28?si=zwP3Cq-hwgoDFSOJ

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLJfwklRIOOp3cFSZYpXIkIMmuVdmOknLX&si=q9b9buYkMY4YsvME

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