King Crimson “In The Court Of The Crimson King (An Observation By King Crimson)(クリムゾン・キングの宮殿)”

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今更何で?って言わないで下さい。もう私が紹介するようなものではなく、他に詳しい方もいらっしゃるので、大変恐縮ですが、かの有名なKing Crimsonのファースト・アルバム”In The Court Of The Crimson King (An Observation By King Crimson)[邦題は「クリムゾン・キングの宮殿」]”です。この中でも、A1 “21st Century Schizoid Man (Including ''Mirrors'')”は、プログレ好きなら一度はトライしたことのある曲ですよね。それと、ジャケの顔のドアップの迫力、これも今までに沢山のパロディやらリスペクトやらを受けてますね。King Crimsonのバイオグラフィーについては以前にも書きましたので、そちらをご参照ください。この時のメンバーは、Greg Lake (B, Lead-Vo), Michael Giles (Drs, Perc, Vo), Robert Fripp (G), Ian McDonald (Reeds, Woodwind, Vibes, Kbd, Mellotron, Vo)に、作詞家のPeter Sinfieldを加えており、この時期は、FirippよりもMcDonaldがバンドの主導権を握っていたそうです。このメンツに落ち着いたのが、1968年11月30日で、 最初のリハが1969年1月13日でした。バンド名は、作詞家のSinfieldがかつての彼の詩に使っていた Crimson Kingと言う単語のアナグラムとして付けられています。初期のステージングとかはThe Moody Bluesからヒントを得て、McDonaldの要望で、メロトロンを導入しており、これが初期のKing Crismsonサウンドのカギとなっています。また、曲はどんどん複雑なコード進行になっていったそうです。そして、1969年7月5日に、LondonのHyde Parkで行われたRolling Stonesのフリーコンサートに出演した時に、500,000人の観客の前で演奏したことが、彼等のファースト・アルバムでもある、本作品の売り上げに大きく寄与したとのことです。この時期には、多くのバンドがブルースをベースにした英国や米国のハードロック・シーンに向かって行ったのに対して、King Crimsonはどちらかと言うと、より中世/現代欧州的なものが混ざり合った音楽性を目指していたことも特異な点でした。なので、当時としては、画期的かつ驚異的なアルバムであったと認識されています。そんなKing Crimsonですが、A1 「21世紀のスキッゾイドマン(元々は21世紀の精神異常者)」の大名曲から始まります。途中のインプロヴィゼーション的なソロパートのインタープレイやサビのメロディがいつまでも心に残りますね。今でも大好きな曲です。またA3 “Epitaph”の泣けるメロディも最高❗️個人的にはB面は余り好きでは無いのですが、フルートのメロディが頭に残るB1 “Moonchild”なんかも良曲だと思います。長尺の曲がA面3曲、B面2曲ですが、聴き終えた後に、何とも言えない、甘酸っぱい気持ちになります。その意味では、最早「懐メロ」ですね。そう言えば、昔、深夜TV番組で、オール・アコースティック楽器でA1 “21st Schizoid Man”のカバーをする番組を観たことがあるのですが、凄かったです。それ程までによく知られた曲もありますので、未聴の方は是非とも聴いておいて下さい❗️また、A3 “Epitaph”やB2 “In the Court of Crimson King”でのメロトロンも秀逸ですので、是非とも聴いてみてください❗️

https://youtu.be/Uw85aNJabkE

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