Strange Men In Sheds With Spanners “s/t”

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Strange Men In Sheds With Spannersと聴いても、皆さん知らないですよね?じゃあ、英国のパンクバンドBuzzcocksは知ってますか?じゃあ、そのVo/GのPete Shellyは知ってますよね? そのPete Shellyが当時、実験音楽にも興味を持っていたことも知ってますよね? と言う訳で、今回、紹介するのは、Peter McNeish ことPete Shellyが、Bob Warlock, Francis Cookson, Wayne Wormと一緒になって、1980年〜1984年に録音されていた音源です。その中で、リリースされなかったものを集めた未発表曲集が、この度、米国Drag Cityから今回、リリースされました。それが、本作品となります。Pete Shellyは当時から独逸のクラウトロックからの影響を公言しており、彼自身の実験音楽レーベルGroovy Recordsからもソロアルバム”Sky Yen” (1974年作、1980年リリース)で強烈な電子実験音楽を披露したり、ソロで”Homosapien” (1981年)と言うエレ・ポップなアルバムも出しています。なので、割と、彼は電子音楽にフィットしていたと思われます。それで本作品ですが、上記のメンバーで、シンセ或いは自作オシレーターなどを駆使して、更にベースやドラム、ドラムマシン或いはギターも交えた、実験色の強いインスト主体のエレ・ポップ風音楽を披露しています。曲名自体は数字だけで、かつ、アルバム・タイトルもバンド名(これ自体もShellyがガムラン・オーケストラの公演を聴いた時の感想に由来するらしい)のセルフタイトルですし。まあ一種の発掘音源なので、そう言う扱いになっているのかもしれませんね。曲調はミニマル・ウェーブ的(曲によってはニュー・ウェーブ的なのもあります)で、その意味でも同時代性を感じさせられます。まあしかし、これをやっているのが、バリバリのパンクバンドのVo/Gと言うのも特異なことですが、Public Image LimitedのJohn Lydonがクラウトロックのファンであったことからも、英国には、そう言う地盤が元々あったのかも知れませんね。と言う訳で、漸く日の目を見たバンクな電子音楽に興味のある方は是非とも聴いてみて下さい❗️面白いですよー。

“4”
https://youtu.be/ehG5Gx1fo3Y

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mZNfQ6j80rQdn3H0HL24uXQoVKY1grIMo

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