GUM “20 Years In Blue Movies And Yet To Fake An Orgasm”

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GUMって知ってますか? 私も殆ど知らずに購入したGUMのセカンド・アルバムです。GUMは豪州のバンドで、メンバーはAndrew CurtisとPhilip Samartzisのデュオです。GUMは1989年に結成されていますが、バイオグラフィーは調べましたが、あんまり情報はありませんでした。本作品は彼等のセカンド&ファイナル・アルバムになりますが、1986年〜1990.年までこのデュオで活動しています。その間に1枚の7㌅や2枚の12㌅、そして後の2004年には米国の23Fiveより2枚組CD(多分アーカイブ的なもの)をリリースしてます。解散後、Samartzisは、ソロで、サウンド・アーティストとして活発に活動しており、多数のコラボなどの作品をリリースしているようです。
それで本作品なのですが、何と❗️Throbbing Gristleの名曲”Blood On The Floor”のカバーが収められており、そこにはKraangことJohn Murphyが客演しています。それでA面1曲45回転、B面1曲33回転と言う変則アルバムで、そのA面がTGの”Blood On The Floor”なのですが、これははっきり言ってカッコいいです。生ドラムとファズかけたギター(?ベース)、それにMurphyのよるヴォーカル。最初はガチャガチャしたタンテのノイズから始まり、やがてドラムが入ってきて、曲になっていきますが、リズムがあるだけでも聴き易いですし、またTGのロックのメタファーを受け継いでいるとも言えます。あと、最後にちょっとしたギミックがありますが、これは今は秘密にしておきます。それでB面 “Melted Limp Fallout”ですが、こちらはビートレスなコラージュ曲ですが、かなり雑なコラージュ、と言うか音の繋げ方をしています。正直、こちらも45回転にして収録時間を締めた方が良かったかも。多分、タンテやテープ音、オルガン、ヴァイオリンなどを使っていると思われますが、一曲としてはちょっと散漫な印象を持ってしまいました。そんなGUMですが、A面の”Blood On The Floor”だけでも聴く価値はあると思いますので、見かけた方は聴いてみてください!

A “Blood On The Floor”
https://youtu.be/UcbEN9BwDQA

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