Bush Tetras “Things That Go Boom in the Night / Das Ah Riot”

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James Chance & the Contortionsで、スライド・ギターを担当していたPat Placeが、The Contortions脱退後、結成したのが、このBush Tetrasです。その時期、私はスライドギターだけしか演奏できなくてバンドなんか出来ないだろうと勝手に思い込んでいて、全然興味が湧かなかったんですよ。時を経て、AppleMusicでアルバムを聴いて、ビックリしました!「ちゃんとギター、弾けるやん❗️と。先ずはバイオグラフィーを簡単に。初めにBush Tetrasは1979年にNYCで結成されたポストパンク或いはアヴァン・ファンク・バンドです。彼等の作品として一番有名なのは、シングル曲”Too Many Creeps”で、このギザギザしたリズム、薄く切るようなギター、ぶっきらぼうなVoに特徴付けられます。メンバーは、Cynthia Sley (Vo), Pat Place (G), Laura Kennedy (B), Dee Pop (Drs)で、最初期には、Adele Bertei (Vo)とJimmy Joe Uliana (G)も居たようです。勿論、PlaceはThe Contortionsのオリジナルメンバーであったので、Bush Tetrasは真面目にやっていませんでした。まあ適当にダラダラやっていただけです。それで、名前の由来ですが、可愛らしいアフリカ人のことを”bush babies”と呼んでいたことと、ある種の魚を”neon tetra (その他の地域では違う読み方もあったらしい)”と言う名前を繋げて、Bush Tetrasとバンド名にしたとのことで、何かトライバルな雰囲気がら気に入って、その名前にしたらしいです。バンドのデビューは、1980年に99 Recordsからリリースされた7㌅EP “Too Many Creeps”で、ビルボードチャート・クラブプレイ部門で57位となります。その後、本作品でもあるシングル”"Things That Go Boom in the Night"が英国レーベルFetish Recordsより、1981年にリリースされ、英国インディーチャートで43位になっています。その後も、そこそこの人気を得て、レコードを出していきますが、1983年にKennedyとPopが脱退し、代わりにBob Albertson (B)とDon Christensen (Drs)がすぐに加入しますが、直ぐにバンドは解散してしまいます。1989年に、ROIRがライブ・カセット・アルバム”Better Late Than Never (Original Studio Recordings 1980-1983)”をリリースしています。その後、彼女たちは再結成をして、活動を復活させていますが、ここではその辺りのことは省略させて頂きます。
ちょっと長くなりましたが、彼女らの活動は上記の通りです。それで、彼女らのセカンド・シングルが本作品になります。A面”Things That Go Boom in the Night” (通称Boom”)もBメンバー”Das Ah Riot”も全盛期の彼女らのタイトでカッコいい曲になっています。跳ねるように前のめりになるタイトなリズムを保ちつつ、ギターがその隙間に切り込んで、沢山の刀を振り回すようなサウンドと物憂げと言うか突き放した感じのクールなVoのコンビネーションがめちゃくちゃカッコいいです。カウベルのようなパーカッションもポイント高いです。個人的にはB面の曲の方が好みですが、今度は何とかアルバムを手に入れたいところですね。もし、このシングルを見つけたら、即購入ですよ❗️

“Das Ah Riot”
https://youtu.be/k01s8kAFXbA

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