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Bene Gesserit “Another Cup of Blood” c/w “.. Son Petit Magasin ...”
ベルギーの古参にして最重要レーベルInsane Musicのアーカイブ・ボックス”The Insane Box”の最後に紹介するのは、オマケのBene Gesseritの7㌅シングルです。Bene Gesseritについては、前回や他の作品でも紹介していますので、そちらをご参照ください。A面”Another Cup of Blood”は、いきなりドライブする生ドラムとギターで押し進み、それに力強い女性ヴォーカルが叱咤激励するように入ってくると言う、今までにない感じです。一方、B面”.. Son Petit Magasin ...”は、Benedict Gのシアトリカルな女性ヴォーカルと言うか語りとストリングス・オルガンと足踏みオルガン(?)が段々と盛り上げ、そこにヴァイオリンのような音がメロディを奏でる曲で、やはりLP1”(Sweet Sour) Belgians From Outer Space”での音楽とは異なるアプローチです。クレジットにデータはありませんが、恐らく、2000年代の新録ではないでしょうか?とは言うものの、Benedict Gの語りのようなヴォーカルは健在ですね。とにかく、これも面白いです‼️ https://youtu.be/or01XwUEJbc #BeneGesserit #AnotherCupOfBlood. #SonPetitMagasin .. #TheInsaneBox #VinylOnDemand #Single #NewRecording??? #B.Ghola #BenedictG #AlainNeffe #NadineBal
Experimental Pop / Electronic Vinyl on Demand 不明Dr K2
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Transient & Bastard Noise / Completed Explosion & Blackohone 666 “s/t”
これは強力なシングルですよ❗️何と、グラインドコアバンドTransientにEric WoodがBastard Noiseとして合体したA面と、大阪のグラインドコア・バンドCompleted Explosionに東京のノイズ・ミュージシャン黒電話666が合体したショートテイクから成るB面と言う内容です。日米ノイズ・コア対決ですね。なお、リリースは米国のTo Live A Lie Recordsです。私はグラインドコア系はそれ程詳しくはないのですが、両面の組合せについて紹介しておきます。先ず、A面ですが、TransientはAdam Wilson (G), Justin Rodda (Drs), Hayden (B), Krysta Martinez (Vo)から成り、今回、A2てはMakiko Suda (Vo)もゲスト出演しています。そして、TransientにBastard NoiseことEric WoodがNoiseで参加しており、A1 “Manipulation Sedan”とA2 “Shame Is The Gremlin”の2曲が収められています。割と重いリズムの曲で、曲の構成もやや複雑で、その中にブラスト・ビートが組み込まれています。そして、特に、曲間には、金切り声のようなEricの電子ノイズが聴取できます。一方、B面には大阪のハードコア・バンドCompleted Explosionが参加しており、メンバーはYasuhito ‘Milk’ Fuchibe (G), Yosuke Ueda (B), Shinya ‘Shin-chan’ Yoshida (Drs), U-Yan (Vo)で、それに加えて、今回は東京のハーシュ・ノイズ・ミュージシャン黒電話666ことKajiwaraがNoiseで合体しており、ショートカットな6曲(B1 “Never Go To The Circus”, B2 “Compensation”, B3 “Plot”, B4 “International Indifference”, B5 “Old Farts”, B6 “Unsightly Scene”)を収めておりますが、曲間は不明瞭でこれら6曲の区別は困難です。そして、こちらの方が、ブラストビート全開で、更に緩急を付けた曲構成になっており、興味深い仕上がりになっています。そのブレイクの部分とかには黒電話666のノイズが効果的に配置されており、更に深い感覚を感じます。どちらもコラボ・ライブをやったりする仲なのでしょうが、共に面白い化学反応が出来ていると思われ、これらのグラインドコア・シーンに疎い私でも楽しめました。見かけたら必聴です❗️ 本作品はYouTubeにも上がっていなかったので、別作品を貼っておきます。 Transient (feat. Bastard Noise) “My Voice” https://youtu.be/sxkNv-UXbks Completed Explosion “S.A.C.E.” https://youtu.be/RCo8xrgJ6Oc #Transient #BastardNoise #CompletedExplosion #Blackphone666 #ToLiveALieRecords #USAvsJapan #GrindCore #HardCore #NoiseCore
Noise-Core To Live A Lie Records 不明Dr K2
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Bush Tetras “Things That Go Boom in the Night / Das Ah Riot”
James Chance & the Contortionsで、スライド・ギターを担当していたPat Placeが、The Contortions脱退後、結成したのが、このBush Tetrasです。その時期、私はスライドギターだけしか演奏できなくてバンドなんか出来ないだろうと勝手に思い込んでいて、全然興味が湧かなかったんですよ。時を経て、AppleMusicでアルバムを聴いて、ビックリしました!「ちゃんとギター、弾けるやん❗️と。先ずはバイオグラフィーを簡単に。初めにBush Tetrasは1979年にNYCで結成されたポストパンク或いはアヴァン・ファンク・バンドです。彼等の作品として一番有名なのは、シングル曲”Too Many Creeps”で、このギザギザしたリズム、薄く切るようなギター、ぶっきらぼうなVoに特徴付けられます。メンバーは、Cynthia Sley (Vo), Pat Place (G), Laura Kennedy (B), Dee Pop (Drs)で、最初期には、Adele Bertei (Vo)とJimmy Joe Uliana (G)も居たようです。勿論、PlaceはThe Contortionsのオリジナルメンバーであったので、Bush Tetrasは真面目にやっていませんでした。まあ適当にダラダラやっていただけです。それで、名前の由来ですが、可愛らしいアフリカ人のことを”bush babies”と呼んでいたことと、ある種の魚を”neon tetra (その他の地域では違う読み方もあったらしい)”と言う名前を繋げて、Bush Tetrasとバンド名にしたとのことで、何かトライバルな雰囲気がら気に入って、その名前にしたらしいです。バンドのデビューは、1980年に99 Recordsからリリースされた7㌅EP “Too Many Creeps”で、ビルボードチャート・クラブプレイ部門で57位となります。その後、本作品でもあるシングル”"Things That Go Boom in the Night"が英国レーベルFetish Recordsより、1981年にリリースされ、英国インディーチャートで43位になっています。その後も、そこそこの人気を得て、レコードを出していきますが、1983年にKennedyとPopが脱退し、代わりにBob Albertson (B)とDon Christensen (Drs)がすぐに加入しますが、直ぐにバンドは解散してしまいます。1989年に、ROIRがライブ・カセット・アルバム”Better Late Than Never (Original Studio Recordings 1980-1983)”をリリースしています。その後、彼女たちは再結成をして、活動を復活させていますが、ここではその辺りのことは省略させて頂きます。 ちょっと長くなりましたが、彼女らの活動は上記の通りです。それで、彼女らのセカンド・シングルが本作品になります。A面”Things That Go Boom in the Night” (通称Boom”)もBメンバー”Das Ah Riot”も全盛期の彼女らのタイトでカッコいい曲になっています。跳ねるように前のめりになるタイトなリズムを保ちつつ、ギターがその隙間に切り込んで、沢山の刀を振り回すようなサウンドと物憂げと言うか突き放した感じのクールなVoのコンビネーションがめちゃくちゃカッコいいです。カウベルのようなパーカッションもポイント高いです。個人的にはB面の曲の方が好みですが、今度は何とかアルバムを手に入れたいところですね。もし、このシングルを見つけたら、即購入ですよ❗️ “Das Ah Riot” https://youtu.be/k01s8kAFXbA #BushTetras #ThingsThatGoBoomInTheNight #DasAhRiot #FetishRecords #Ex-TheContortions #PatPlace #CynthiaSley #LauraKennedy #DeePop #NoWave #Avant-Funk
No Wave / Avant-Funk Fetish Records 1800 円Dr K2
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Ultravox! “Retro (Live)”
こ、こ、これは泣けますねぇ❗️John Foxx先生在籍時の初期の曲4曲入りのシングルです。でもちょっと高かったかな?まあ劇レア盤なので仕方ないかな。 Ultravox! (ビックリマークが付いているのは大事です)はやはり好きだわぁ。収録曲は”The Man Who Dies Every Day”, “Young Savage”, “The Wild, The Beautiful And The Damned”, “My Sex”でファーストからサードアルバムからの曲です。Ultravox!のライブ盤なんて無かったですからね。貴重です。音もそれ程悪くはないですし。ちょっとざらついた音が如何にもライブらしいんですけど、アレンジが良いのか、殆どスタジオ・テイクと同じ展開なんですよ。プロデュースはバンドとSteve Lillywhiteがやっています。この人のプロデュースは信用できますね。と言う訳で、皆さんの中で、初期Ultravox!好きなファンがいましたら、是非とも買って聴いてみて下さい‼️まあ、ファンでなくても良いですが。 “The Wild, The Beautiful And The Damned” https://youtu.be/Wvvr5h03hdY “Young Savage” https://youtu.be/hbKtzbdf9n8 #Ultravox! #Retro(Live) #IslandRecords #JohnFoxx #SteveSear #BillyCurrie #WarrenCann #ChrisCross #Live #EarlyPhsse
Experimental Pop Island Records 3000円Dr K2
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白石隆之 “d^b”
またまた、白石隆之さんの本名名義の作品”d^b(ダブ)”です。今回は、今までの過去音源の紹介とは違って、新録と言うことと7㌅シングルにブックレットが付いているのでご紹介します。盤はクリア盤で、3〜4分程度の曲”Zanzo”と”Zankyo”からなります。両曲とも打ち込みによる電子音楽で、頭の中をちょっとシェイクするかのようなアブストラクト・テクノな内容となっています。まあ,踊れない電子音楽ですね。これに対応して、ブックレットの方も,白石さん撮影の多露光撮影の写真のカラー印刷が納められており,こちらもアブストラクトな内容となっています。この二つの媒体を取り出し、プレーヤーにかけたり、裏返したり、ブックレットをめくって見たりする行為にフィジカルな意味合いがあるように思え、一種の謎解きがあるようにも感じられます。また,白石さんはこの作品を自身のプライベート・レーベルHERE.から出しており、ちょっとした実験的音源を軽いフットワークでリリースすることができるアウトプットが欲しかったと言っています。丁寧に作られていますので、もし、現在進行形の白石さんの音に興味が有れば、聴いてみて下さい。恐らくそんなにはプレスしてないと思われますので、このシングル&ブックレットが欲しい方は急いで下さい❗️ [流石にYoutubeにはアップされていませんので、白石さんの2011年のライブ音源を] https://youtu.be/xADFQDzzOrQ #ShiraishiTakayuki #Zankyo #Zanzo #HERE. #PostRock #AbstractTechno #Booklet
Experimental techno HERE. 1000円Dr K2