Rema-Rema “Wheel In The Roses”

この12㌅EP、持ってる人、いますかー！1979-1980年に存在した短期間の英国のグループRena-Remsです。メンバーは、Gary Asquith (G, Vo), Marco Pirroni (G), Mick Allen (B, Vo), Mark Cox (Kbd), Dorothy Max Prior (単にMaxとも呼ばれる。Drs)から成ります。元々はGaryとMickが同級生であったことで始まったバンドで、最初のバンドはThe Modelsと言うパンクバンドでしたが、このバンドが終わって、2人はRema-Remaを結成します。しかしながら、Marcoは元々Siouxsie and the Banshees のオリジナルメンバーであり、そのあと少しだけCowboy International にも在籍してましたが、名声に目が眩んでAdam and the Antsに加入することにしたようです。それが元でRema-Remaは解体され、Gary, Mick, MarkはMassと言う短命なバンドを結成します。そのMass解散後、GaryはRenegade Soundwaveを、残りの２人MickとMarkはThe Wolfgang Pressを結成します。一方、MaxはPsychic TVに加入し、Dorothyの名義で シングル“I Confess”をAlex Furgassonと共作してIndustrial Recordsから1980年にリリースしています。
こんな感じでしたが、短期間の内で、その後の重要なバンドのメンバーが関わっていたグループだったのですね。それで、本作品ですが、多分、このバンドの中では、最も有名なものかも知れません。因みに、収録曲の内、”Fond Affections”がThis Mortal Coilに、”Rema-Rema”がBig Blackによってカバーされています。ゴリゴリとベースと重いドラムを軸に、フリーキーなギターとシンセが、狂ったように暴れまくる様は今聴き直しても、凄いです。それ程、ダークな感じはしないのですが、兎に角「押し」の一手ですね。これはアルバムをちゃんと聴かなきゃいけませんね。４曲だけでは物足りない感が残りますから。皆さんも、時代のターニング・ポイントになったグループRema-Remaの音楽に触れてみてください。

“Rema-Rema”
https://youtu.be/zjgquvlF2NE

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