The Screamers “Demo Hollywood 1977”

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皆さん、LAの最初のパンクバンドをご存知でしょうか?好事家の間で時々噂になるThe Screamersが、LA初のパンクバンドであり(1977-1981年)、それが何故、興味をそそられるのかと言うと、まずは彼らが特異な編成だからです。メンバーはTomata du Plenty (Vo), Tommy Gear (ARP Synth, Vo), David Braun (Rhodes Electric Piano), KK Benett (Dr)です。もう気づかれましたように、このバンドにはギターもベースもいないんです。それでパンクってどんな音だろうと興味が湧きませんか?しかも、ヴォーカルでフロントマンのTomataは「これからはレコードじゃなく、ビデオの時代になる」と言って、殆ど音源を残しませんでした。そして時々、ライブテイクの編集盤が出たり、数少ないシングルやブートが中古で出たりしてました。本作品はライブ録音ではなく、TEACの4chで録音されたスタジオ録音であり、オフィシャルなリリースなので、話題となっている訳です。ライブ録音と違って、音の分離は良いですが、その分、録音の貧弱さもありますので、このバンドがこのまま続いて、ちゃんとしたスタジオで録音していたらと妄想してしまいます。本作にも、ガサガサの声でアジるTomataのヴォーカル (ライブではパントマイムのような動きをする)に、ギター代わりのディストーションがかけられたエレピと、それとユニゾンするようにARPのシンセが絡み合うと言ったら、少々想像できるでしようか?そして激しくビートを刻むDrと時に使用されるリズムボックスが曲の底を支えている訳です。Discogsで調べてみると、どうも他のレーベルからも同内容の12㌅が出ているようです。こんなパンク、聴いたことない!と思うこと請け合いですので、ご購入の方はお早めに!

https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nUBfOA4NnVBt6XfAO0cw3j5haqxupsmTo

#Screamers #Punk #SynthPunk #LA #Tomata

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