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Die Form/Metabolist/Clock Dva/ Lucas Trouble “International Compilation 1”
このアルバムはDie FormやMetabolistが入っていたので、買ったような感じもするが、どこでどうやって買ったかは良く覚えていないなぁ。しかもこのアルバム、曲名が書いてないので、当時は、どの曲が誰の曲が分からんままの状態で聴いてましたね。Discogsで調べると、A1-3がDie Form, A4-5がMetabolist、B1-2がClock DVA, B3-5がLucas Troubleと判明しました。それで各グループを簡単に紹介しておきます。Die Form (読み方は独逸語なので「ディー・フォルム」ですね)は1977年か1978年に仏のPhilippe Fichotのソロユニットして活動を開始し、1986年にÉliane P.が加入したポスト・インダストリアル・バンドで、今はゴスっぽい音楽を作っています。このPhilippeが運営しているのが、このコンピを出したBain Totalです。しかしながら、ここでは、まだ、もらゴスっぽい曲はやってないですね。まだエロが足りないですが、独特の耽美的な曲調の萌芽を聴取することはできます。次にMetabolistですが、以前に紹介したように、1977年1月に結成された英国の実験的バンドで、Malcolm Lane (G, Synth,Vo), Simon Millward (B, Vo, Synth), Mark Rowlatt (Drs, Perc)とAnton Loach (Sax, Synth)で、後にJacqueline Baileyがジャケ等のデザインで加わります。執拗な反復から成る演奏がよく知られていますね。ここでは、反復と言うよりも、シンセのパルス音に合わせた演奏を披露していますが、特に2曲目の怒号的ヴォーカルとフリーキーなサックスの絡みが良いですね。しかも途中で逆回転するし。次にB面に行きます。Clock DVAですが、これも以前紹介していますが、このバンドも1978年に英国シェフィールドでAdi Newton (Vo, Vln, Synth)を中心に結成されたバンドで、Judd Turner (B), David J. Hammond (G), Roger Quail (Drs)とCharlie Collins (Sax, Clarinet)がメンバーでした。元々はTape LoopやEMS Synthi Eを使った実験的電子音楽で有名でしたね。当時の実験的バンドの原型があり、単調なリズム隊と引き攣るようなギターとシンセ・ノイズが「ザ・1980年代」ですね。最後にLucas Troubleは本名Jean-Luc Taccardと言う仏人で、レーベルNova ExpressとStudio La Gravoine を運営していました。後にKaiser Studio録音スタジオの運営にも関わっています。ミュージシャンでもあったようで、Lucas Trouble名義で何作かリリースしています。どちらかと言うと歌物、エレ・ポップよりの演奏ですね。
何か、”International Compilation”と言いながら
仏と英国のバンドだけですが、各バンド2、3曲収められているので、よりそのバンドの音楽性が分かりやすいです。No2もあったようですが、その後、このレーベルBain TotalはDie Formのリリースに注力していくことになります。しかし、中々、こう言うメンツでのコンピも無いので、気になった方は聴いてみて下さいね。
Die Form “Your Reality”
https://youtu.be/pA7ae6O4CVU
Clock DVA “1958”
https://youtu.be/URg2lamCyME
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