Dark Day “Exterminating Angel”

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出たー❗️Dark Day❗️伝説のNo WaveバンドDNAの初期メンバーであったRobin L. Crutchfieldが、1978年に結成したトリオがDark Dayです。オハイオ州からNYCに引っ越したRobinはSoHoやTribecaのアートシーンで活動していました。そんな彼は、Arto LinsayとIkue Moriと共にDNAを結成し、その時の演奏はBrian Enoプロデュースのコンピ”No NewYork”で聴くことが出来ます。その後、DNAを脱退し、1978年末に結成したのが、このDark Dayで、当初のメンバーに名を連ねていたのは、Robin Crutchfield (Vo, E-Piano), Nina Canal (G, Dr), David Rosenbloom (B), Phil Kline (G, Kbd), Barry Friar (Dr), Nancy Arlen (Dr)ですが、本当の最初はRobin (Vo, Kbd)と元UtのNina Canal (G.Dr)及び元MarsのNancy Arlen (Dr)として始まったらしいです。それからメンバーチェンジを繰り返し、最終的には、Robinよソロユニットとなり、DIY精神から、彼は自身のレーベルNigh Eveを立ち上げ、自分の作品をリリースしていきます。また、Dark Dayの初期は中世ヨーロッパやバロック音楽に少し寄っていったのですが、1990年末には再び、電子音楽に近い立ち位置にシフトしてきましたが、それは驚く程、自然な発展になっているみたいです。Robinがいわゆるコールド・ウェーブから去って行った2000年には、Errol Morris製作の、Bravoテレビの番組シリーズ”First Person”でも使われてます。と言う様に、メジャー/マイナーの枠を越えて、独自の音楽を作り続けています。
それで、本作品はDark Dayとしてのファーストアルバムですが、メンバーはRobin (Vo, E-pano, Toy Piano, Synth, Piano, Chromatic Bells, Car Cry), Phil Kline (G, Synth, B, Piano), Barry Friar (Dr)のトリオです。この作品では、名前の通り、ダークなシンセ・ポップのようなことをやっていますが、興味深いところは、シンセって普通、色んな音を作って演奏することが多いですが、ここでのRobinの演奏はほぼほぼ同じ音色で、ほぼほぼ同じLFOのパルスめいたシンセの音を使っているところです。こう言うシンセの使い方をしたバンドを私は知りません。ここら辺にRobinが元々ファイン/パフォーミング・アーティストであって生粋のミュージシャンではないことが関係していると思います。なので、どの曲も同じように聴こえてしまうと言う現象を生んでいますが、これはご愛嬌ですかね?また、インスト曲もあるのですが、歌詞は比較的単純な言葉の羅列からなり、一つの楽器の様相を呈しています。そんなDark Day、聴いてみますか?きっと面白い発見がありますよ。 

A1 “Raven's Wing” (1:56)
A2 “Forced Landing” (2:06)
A3 “Arp's Carpet” (3:00)
A4 “Chameleon” (2:31)
A5 “Crown Of Thorns” (2:10)
A6 “Trapped” (7:33); Steven Brown (Soprano Sax)
B1 “Laughing Up Your Sleeve” (3:14)
B2 “Flightless Birds” (4:27)
B3 “Crib Death” (2:11)
B4 “Diving Belle” (1:11)
B5 “Me, Myself, & I” (2:04)
B6 “Uninvited Guests” (2:37)
B7 “No, Nothing, Never” (6:12); Mystery Woman (Second Vo)

https://youtu.be/lfYw9vELWEw?si=KpKvTsugCzl4q2S5

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